PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:第8戦もてぎ決勝 総合は近藤翼、プロアマクラスは浜崎大、アマクラスはスカイ・チェンがそれぞれ独走で優勝

決勝レースがスタートした

9月20日、ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)シリーズ第8戦の決勝が、栃木県・ツインリンクもてぎで行われ、#24近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)が独走でポール・トゥ・フィニッシュ。プロアマクラスは#77浜崎大(GR-Racing VENTILER)、アマクラスは#36Sky Chen(SKY MOTORSPORTS)がそれぞれクラス優勝を飾った。

総合優勝の近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE) プロアマクラス優勝の浜崎大(GR-Racing VENTILER) アマクラス優勝のSky Chen(SKY MOTORSPORTS)

曇天となった第8戦決勝日、何とか堪えていた空から決勝スタート前に雨粒が落ちてきてコースを濡らす。各チームは急いでスリックからレインタイヤへの交換を始める。

午前10時55分、1周のフォーメイションラップからスタートしたレースは、#24近藤が好スタート。これに#60小河諒(LM corsa)、#31上村優太(Nine RACING)が続き、スタートをミスした2番グリッドの#20石坂瑞基(Porsche Japan Junior Programme)は4位にドロップ。

トップ#24近藤は周回を重ねるたびに後続との差を広げ、折返しの6周終了時には4秒のマージンを築く。後方では2位#60小河にジワジワと#31上村が迫る。

レースに動きが出たのは8周目、満を持して1コーナーで#60小河のアウトに並んだ#31上村が3コーナーで逆転。しかし#60小河も粘り、次の周の1コーナーで#31上村のインを突き最逆転。両者の攻防はフィニッシュまで続いたが#60小河が守りきって2位を得た。

優勝の#24近藤は後続が競り合ったことで、無理をする必要もなく、終盤はペースを維持して独走優勝。

プロアマクラスは、クラスPPスタートの#77浜崎大(GR-Racing VENTILER)が序盤ハイペースで飛ばし、2位#98IKARI(BJR PORSCHE)と5秒の差を築くと、終盤はその差を保ったままフィニッシュ。

アマクラスは、クラスPP#15神取彦一郎(911 Service)がスリックタイヤでフォーメイションラップをスタートする賭けに出たが、雨の状態に走れないと判断。即座にピットインしタイヤに交換したことで大きくタイムロス。勝利の権限を失ってしまった。これで敵のいなくなった#36Sky Chenがスタートから独走で優勝。

総合の表彰式 プロアマクラスの表彰式 アマクラスの表彰式

第8戦レース結果(暫定)
■総合
1位#24近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)
2位#60小河諒(LM corsa)
3位#31上村優太(Nine RACING)
4位#20石坂瑞基(Porsche Japan Junior Programme)

■プロアマクラス
1位#77浜崎大(GR-Racing VENTILER)
2位#98IKARI(BJR PORSCHE)
3位#25内山清士(NIHON KIZAI PORSCHE)
4位#3TAKASHI HATA(A-NeKT & TeamKRM)

■アマクラス
1位#36Sky Chen(SKY MOTORSPORTS)
2位#51春山次男(BINGO RACING)
3位#15神取彦一郎(911 Service)

Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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