フォーミュラ・リージョナル選手権第11戦、12戦は31日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、両戦とも阪口晴南(Sutekina #3)がポールポジションを獲得した。
公式予選は第11戦が午前11時10分から、第12戦が11時35分からそれぞれ15分間で行われた。快晴のため気温もぐんぐん上がり汗ばむほどの陽気の中、セッションは進行した。
参加台数は9台、うち4台はマスタークラスでの参戦と少しさみしい出走台数となった。今回のニューカマーは石坂瑞基(Sutekina #8)。「以前から出たかった」とようやく参戦がかなった。
■第11戦
第11戦は、ポールポジション候補筆頭の阪口晴南(Sutekina #3)が他ドライバーが開始と同時にコースインする中、少し遅れてコースイン。中盤過ぎには1分26秒600をマークしてトップに躍り出るとさらにタイムを26秒449まで縮めてポールポジションを獲得した。
2位には0秒24差で古谷悠河(TOM'S YOUTH)。前大会のもてぎからマシンにも慣れ、徐々に阪口を脅かす存在となってきた。
3位には初参戦で石坂が付け、4位には2大会目の三浦愛(Super License)が続いた。
マスタークラスは今田信宏(JMS RACING)がポールポジションを獲得した。
■第12戦
第12戦予選もまずは阪口が1分26秒606でトップに立つ。さらに25秒台となる25秒897までタイムを縮めポールポジションを確定するかにみえたが、これに迫ったのが古谷。なんと同タイムとなる25秒897で阪口に並んだ。
さらに古谷はタイムを更新すべくアタックを続行するが、石坂がマシンのフロントウイングが脱落するというトラブルでリボルバーコーナー先でコースアウト。イエローフラッグが振られたため古谷のタイム更新はならず。先にタイムを出したドライバーが優先される規則のため、阪口が2戦連続でポールポルポジションを獲得することとなった。
3位には三浦が、4位には石坂が続いた。
マスタークラスのポールポジションは植田正幸(Rn-sports F111/3)が獲得した。
第11戦は明日11月1日午前8時45分から17周で、第12戦は午前11時45分から20周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI