今年から始まったフォーミュラレースの新シリーズ、FIAフォーミュラリージョナル選手権は、2日で3戦を消化し、大きなトラブルもなく無事に幕を閉じた。
初大会の3戦を終り、期待通りの成績で3連勝を飾った阪口晴南とマスタークラスの第1戦、第3戦で優勝した今田信宏に話を聞いた。
- 第1戦~第3戦優勝 阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)
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「競争力の高いドライバーが参戦しているので、どうなるか分からなかったんですが、練習から調子が良くて予選でも引き離せていたので、レースペースには自信があって、ポールトゥウィンは達成できると思っていました。先週のインタープロトから5連勝です。1戦目のスタート失敗は、初めてだったのでクラッチミートを甘めにしたのが良くなかったようです。2戦目、3戦目のスタートはうまくいきました。今日はニュータイヤを装着したので基本的にはプッシュしていました。最終周でファステストラップを取れましたが、もう少し序盤のペースを上げられるセッティングを考えないといけませんね。次大会はGTと重なっているので出られませんが、残りは全部出る予定です。初代チャンピオンというのはイメージがいいので取りたいですね。平行してスーパーフォーミュラライツも出場するのでこちらもチャンピオンを取り2冠を目指します」
- マスタークラス第1戦、第3戦優勝 今田信宏(EAGLE SPORT)
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「主にハコ車のポルシェやフェラーリで走っていて、去年はフォーミュラエンジョイでチャンピオンを取りましたが、本格的なフォーミュラカーはJAF-F4に一度乗っただけでした。本来はフェラーリで海外レースを走る予定でしたがコロナでだめになって、新しいシリーズが始まるし、フォーミュラが大好きなので参戦しました。これだけ速いフォーミュラに乗るのは初めてで事前の練習も雨ばかりでしたし、ベテランのDRAGONさんには接戦になったら負けると思っていました。勝てて自分でもびっくりしています。今回スポット参戦でしたが、結果が良かったので全戦出てチャンピオンを目指したいと思います」
Photo: Motorsports Forum