TCRジャパンサンデーシリーズ第1戦の決勝が5月19日、大分県のオートポリスで行われ、予選3位からスタートした#5金丸ユウ(Honda CIVIC TCR)が2周目にトップに立ち、国内レース初優勝をものにした。
第1戦決勝は12時25分より23分+1周で行われた。朝から降り続いていた雨も収まり、コース上はほぼハーフウェットの状態。通常のスタンディングスタートでの戦いとなった。
1コーナーにトップで飛び込んだのはポールシッターの#21篠原拓朗(Audi RS3 LMS)。予選3位の金丸が#18マシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)をかわして2位に浮上し、篠原を追う。
ところが2周目に入ったところで篠原は2速から3速にシフトアップできないトラブルに見舞われてピットイン、そのままリタイヤとなった。
これでトップに繰り上がった金丸は後続を徐々に引き離し、最後は2位に2.852秒のリードを保ってフィニッシュ。サンデーシリーズ開幕戦を勝利で飾った。これまで海外のカートやフォーミュラカーで戦ってきた金丸。昨年の全日本F3選手権では未勝利に終わっており、これが国内レース初優勝となる。
2位ホーソンの背後には#25松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)や#52密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)が迫ってきたが、ホーソンは最後まで2位の座を守りきり、松本が3位表彰台を獲得した。
ジェントルマンクラスは#62塩谷烈州(Honda CIVIC TCR)が#19ヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)や#72ユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)らとの接戦を制して優勝、総合順位でも5位に食い込んでみせた。
TCRジャパンシリーズはこのあと、6月22-23日にサタデーシリーズ、サンデーシリーズの第2戦を行う。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI