スーパーFJ日本一決定戦は7日、三重県の鈴鹿サーキットでBグループの第1レグが行われ、ポールポジションからスタートした岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)が一度は2位に落ちるも挽回し、6周・13分37秒115で優勝した。
Bグループ第1レグは、曇り空のため回りも暗くなりつつある午後3時30分にフォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)は好スタート。堅いタイヤを供給された岩佐はタイヤを暖めるためウェービングしながら1コーナーに向かう。2位には、予選2位の元嶋成弥(NAVY AUTO.MYST.KKS-Ⅱ.制動屋)が、3位には同3位の入山翔(giddy up KKS2 yamasyo)が続く。
しかしオープニングラップでは早くもトップ岩佐に2位元嶋が急接近。「S字でステアリングを切ったときだめだと思った」という岩佐は、130Rのアウトからなすすべも無く元嶋にパスされ2位に落ちる。
しかし元嶋は3周目のデグナー立ち上がりで「ニュートラルに入ってしまった」と痛恨のシフトミス。岩佐は元嶋の脇をすり抜けトップを奪い返した。
トップに立った岩佐はタイヤも暖まってきたため、元嶋の追撃を振り切り6周を走ってそのままゴール。元嶋は2位でレースを終えた。3位には元嶋を攻めきれなかった入山が入った。
4位には最終ラップで前を走る西村和真(Bitcoin悟19J)を攻略した岩澤優吾(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が入り、西村は5位。6位にはジェントルマンクラスながら健闘した吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-II☆MYST☆ED)が入った。
トータルタイムではAグループの方が速く、明日のポールポジションは、伊東黎明(ル・ボーセフォーミュラスカラシップPFC)が獲得。2位はこのレース優勝の岩佐、以下Aグループ、Bグループ交互にグリッドが決定される。
ファイナルレースは明日8日、午後1時35分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum