SUPER GT

SGT:第5戦富士公式練習 GT-R勢好調 GT300はマークXがトップタイム

シリーズの分岐点となる第5戦の富士500マイルレース。今シーズンは雨に祟られることが多かったが、今回は長梅雨が明けた猛暑のレースが予想される。過酷なコンディションをどのマシンが制するのか注目される。

予選日の午前中に行われた練習走行では、ここまでレクサス勢の後塵を拝することが多かったGT-R勢が好調。何とトップ5に4台が入り、並々ならぬ意気込みを感じさせた。

公式練習: GT300クラストップタイムの平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ組(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R) 公式練習: GT300クラストップタイムの脇阪薫一/吉田広樹組(埼玉トヨペットGBマークX MC)

■GT500クラス

最後のGT500クラスの専有走行時間で順位が大きく変動し、ここまで思うようにポイントを重ねられていない#3CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手/マコヴィッキイ)が1分29秒673でトップタイム。#12カルソニックIMPUL GT-R(佐々木/ロシター)、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田/クインタレッリ)、#24リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星/マーデンボロー)が3、4、5番手タイムとGT-Rが順調な仕上がりを見せた。

そのGT-R勢に食い込んだのが、#17KEIHIN NSX-GT(塚越/バゲット)。最後の最後に1分29秒783を叩き出し、大きくジャンプアップ。他のNSXがタイムが伸びないなか、一人気を吐いた。ウエイトハンデが12キロと他のマシンより軽いことも幸いしたようだ。

レクサス勢は、#39DENSO KOBELCO SARD LC500(コバライネン/中山)、#38ZENT CERUMO LC500(立川/石浦)、#37KeePer TOM'S LC500(平川/キャシディ)が、6~8番手につけたが、ホームコースで厳しい戦いを強いられそうだ。

■GT300クラス

開始早々、#25HOPPY 86 MC(松井/佐藤/土屋)が1分38秒640という好タイムをマーク。その後、#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口/片岡)が1分38秒591、#7D'station Vantage GT3(藤井/オリベイラ/ターナー)が1分38秒539と、少しずつタイムを削り取っていった。

最後の専有走行時間帯に入ると、#52埼玉トヨペットGBマークX MC(脇阪/吉田)が1分38秒141をマークしてトップに。#33エヴァRT初号機X Works GT-R(トン/リー/道見)も大きくタイムを更新して2番手に浮上した。

この大会で驚異の4連勝を飾っているARTAチームの#55ARTA NSX GT3(高木/福住)は、マシンを昨年までのBMW M3からNSXにチェンジ。第4戦までコンスタントにポイントを重ね現在リーダーの座を守っているが、練習走行では12位と厳しいスタートとなった。

text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース