SUPER GT

SGT:第5戦富士ポールポジション会見「シーズン3回のPPは僕の記録です」(クインタレッリ)「薫一さんのトラブル克服が初PPに繋がりました」(吉田)

予選フォトセッション

GT500クラス 松田次生(#23MOTUL AUTECH GT-R)
決勝記者会見: GT500クラスポールポジションの松田次生(NISMO) ちょっとハードな日々が続いていて(注:7月末のスパフランコルシャン24時間レースにGT3クラスのGT-Rで参戦)、GT3のクルマからGT500に乗り変えて、フリー走行から感覚を掴むのが大変でした。クルマ自体は凄く良いわけではないのですが、それなりにポテンシャルはありそうだなと思っていて、Q1ではトップタイムを取ることができたので、この勢いで行けば、ロニー選手が(タイムを)出してくれるだろうなと思っていたら、素晴らしいラップタイムを出してくれました。ここまでは狙い通りで、うまくいっているという感じです。
GT3との違いは、ABSとトラクションコントロールがGT500は無いので、ブレーキのタッチが微妙に変わります。特に富士は1コーナーでドカンと踏まなければいけないので、フリープラクティスの時に何度か飛び出しそうになりました。他のコースではあまり違和感はないのですが、スパではかなり特殊な走り方をしていたので、それをGT500の身体にするのにちょっと時間がかかりました。
GT500クラス ロニー・クインタレッリ(#23MOTUL AUTECH GT-R)
決勝記者会見: GT500クラスポールポジションのロニー・クインタレッリ(NISMO) 次生選手が言ったように、朝のフリー走行の走り出しからクルマのバランスは凄く良くて、ポテンシャルを感じていました。予選に向けては、路面の変化が富士では大きいのですが、このバランスでいけばいけるんじゃないかなという感覚はありました。
Q1で次生選手がポテンシャルを生かして、凄く良いタイムを出してくれましたが、Q2で完璧なラップを決めないと、Q1では3号車も速かったですし、後ろの何台かもそんなに大きな差はなかったですしね。僕はQ2の3周目(で行く)と決めて、ミスなく1コーナーから攻めることができ、凄く良いアタックだったと思います。
第3戦、第4戦では速さがまったくなかったのですが、第1戦、第2戦に続いてポールを取ることができ、スーパーGTのキャリアのなかで同じ年に3回ポール取ったことはないので、僕の中でも記録ですし凄く嬉しいです。
明日はQ1で脱落したなかにも速いクルマがいるので、トラブルなく走って、少なくとも表彰台に乗って、ランキングの上の方で終えればいいかなと思います。
GT300クラス 脇阪薫一(#52埼玉トヨペットGBマークX MC)
決勝記者会見: GT300クラスポールポジションの脇阪薫一(埼玉トヨペット Green Brave) 単純に一つの要素ではなく、チーム、ブリヂストンがいろいろ頑張ってくれ、複雑にモディファイしてくれた結果が、一番苦手な富士でこういうポールという形で表れ、良かったと思います。
明日はレースも長いし、ある程度は飲み込まれると思うので、明日は明日でいろいろ考えたいと思います。僕たちにとっては非常にネガティブなことをロニー選手がやってくれたなぁと思っています(笑)。(注:会見の最初に、決勝スタート時の使用タイヤの抽選をロニー選手が行い、予選Q2での使用タイヤである「B」を引いた)(その理由を問われ)単純に、吉田選手の履いたタイヤはゲンが悪いからです(笑)。
正直なところ、この後のオートポリス、菅生が自分たちの車両にはチャンスだと思っていました。トラブル無しでレースを終えたことが第1戦以外はないので、決勝はしっかり走り切ってオートポリス、菅生のレースに臨みたいと思っています。
GT300クラス 吉田広樹(#52埼玉トヨペットGBマークX MC)
決勝記者会見: GT300クラスポールポジションの吉田広樹(埼玉トヨペット Green Brave) フリー(走行)でバランスがそれなりに良かったのですが、最後にちょっとトラブルがあって、そのトラブルがまさかのQ1で薫一さんがアタックしているときに出てしまいました。
そのトラブルですが、メーターが全て消えてしまったんです。無線も使えず、シフトの(タイミングを知らせる)ランプも点かないので、薫一さんがエンジンの音でシフトアップするなどしてくれました。自分だったらと考えると怖いですね。
(初のポールポジションは)素直に嬉しいです。GTは何年も乗っていますし、去年も届くかなということはありましたが、なかなか上手くいかなかったり、ポールを取る難しさは身をもって感じています。サーキットとの相性、タイヤ、気温、路温などが合わないとチャンスは来ないので、そういう意味ではQ1を薫一さんが通してくれ、チームがマシンを直して繋いでくれたことが、結果になったので自分としては一安心というところです。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum


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