2019オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT300kmレース」の公式予選が5月25日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#36中嶋一貴/関口雄飛組(au TOM'S LC500)がGT500クラスのポールポジションを獲得。GT300クラスは#25松井孝允/佐藤公哉組(HOPPY 86 MC)がポールだった。
公式予選は午後2時40分よりノックアウト方式で行われた。気温28.2℃、路面温度48.2℃と今シーズン一番の暑さの中での走行となった。
予選Q1
GT500クラスは残り時間が8分余りになってようやく各車のコースインが始まるというお馴染みの展開。公式練習では下位に沈んだホンダNSX勢が相次いで上位タイムを叩き出し、終わってみれば5台中4台がQ2進出を果たすという結果に。トップタイムは#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)の1'45.916。#6山下健太(WAKO'S 4CR LC500)が2位で続いた。一方で第2戦優勝の#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)は14位に終わっている。
GT300クラスは残り時間3分42秒で#9峰尾恭輔(PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE)がヘアピンでスピンアウトしたために赤旗中断に。再開後はQ2進出を巡って激しいアタック合戦が展開され、#88小暮卓史(マネパ ランボルギーニ GT3)が16位とギリギリで生き残ることに。トップタイムは#5坂口夏月(ADVICSマッハ車検MC86マッハ号)で1'57.827。#25佐藤公哉(HOPPY 86 MC)が2位、#2加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス)が3位ととマザーシャシー勢がトップ3を占めた。
予選Q2
GT500クラスはチェッカー寸前に激しいアタック合戦が展開され、最後の最後に#36関口雄飛(au TOM'S LC500)が1'45.775を叩き出してトップに。2位には#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)が続き、トムスがフロントローを独占する結果となった。3位には#8伊沢拓也(ARTA NSX-GT)がつけている。
GT300クラスは1'57.008を記録した#25松井孝允(HOPPY 86 MC)が今季初ポール。つちやエンジニアリングは今回、決勝重視のセッティングを持ち込んだというが、予選での感触も上々だったようだ。2位には#96阪口晴南(K-tunes RC F GT3)が続き、Q1トップの#5平木湧也(ADVICSマッハ車検MC86マッハ号)が3位とここでも速さを見せつけている。
第3戦決勝は明日午後2時30分より52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Keiichiro TAKESHITA