スーパーGT第1戦でのGTA定例会見では、10月のF1日本グランプリのサポートイベントとしてFIA-F4のレースを開催することも併せて発表された。
スーパーGTのサポートイベントとして開催され、今年で5年目を迎えたFIA-F4は初年度チャンピオンの坪井翔を始め、牧野任祐、宮田莉朋、大津弘樹、阪口晴南などのドライバーを輩出したほか、今年はヨーロッパで行われるFIA-F3にも角田祐毅、名取鉄平の両名が参加するなど、有力な若手ドライバーの登竜門として近年注目を集めている。
そのFIA-F4をF1のサポートイベントとして開催しないか、という打診が鈴鹿サーキットを経営するモビリティランドよりGTAに持ち込まれたとのこと。GTAとしてもスーパーGTのみならず内外のあらゆるトップカテゴリーへのステップアップカテゴリーとしてのFIA-F4を捉え、これを推進することがレース界全体にとって有益であると考え、モビリティランドを通じてFIAとの契約を進めているという。すでにエントラントにも4月初旬に富士で行われたスプリングトレーニングにおいて開催することは伝えられており、驚きつつも良好な反応を得ているという。
F1を目指す若者たちにとっても、F1関係者の目の前でレースを披露することは将来にとって有益な体験になることだろう。
なお、このレースは通常のシリーズ戦ではなく、選手権ポイントも与えられないノンタイトル戦とのことだ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO