2019全日本F3選手権第8戦の決勝が6月9日、岡山国際サーキットで行われ、予選2位からスタートした#8片山義章(YTB by Carlin)が接戦を制し、Nクラスからステップアップして3年目で遂に初の全日本F3総合優勝を成し遂げた。
第8戦決勝は午後2時15分より18周で行われた。天候は晴れ。今週末は3レースともドライコンディションでの戦いとなった。
第7戦で初の表彰台を獲得した片山はこのレースでも抜群のスタートを見せて#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)を抜き去り、トップで1コーナーに飛び込むと、その後もフェネストラズ、#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)の二人を従えて着実に周回を重ねる。
2位のフェネストラズは序盤から片山を上回るペースで追い上げを図るが、最後まで攻略の糸口を見いだすことができず、レースはそのまま片山がトップでフィニッシュ。しかしそれでもフェネストラズは4周目に1'23.830のファステストラップを記録し、しぶとく1ポイントを追加してみせた。
マスタークラスは#30DRAGON(TEAM DRAGON F3)が今季初優勝を飾っている。
全日本F3選手権はこのあと、6月22、23日に宮城県のスポーツランドSUGOに舞台を移して第9戦、第10戦を行う。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum