2019全日本F3選手権第7戦の決勝が6月9日、岡山国際サーキットで行われ、予選2位からスタートした#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が今季2勝目を挙げた。
第6戦決勝は午前10時より18周で行われた。この日の天候も昨日に続いて晴れ。絶好のレース日和のもとでの戦いとなった。
スタートではポールシッターの#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がやや出遅れた格好になり、イン側から好発進を決めた宮田がトップで1コーナーに飛び込む。その後方では今回スポット参戦の#37阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がヘアピン進入で#8片山義章(YTB by Carlin)を抜いて3位でコントロールラインに戻ってきた。
トップ2台は序盤から1分22秒台のハイペースで飛ばし、互いにファステストラップを更新し合う展開になる。3周目に宮田が1'22.798を記録すると、5周目にはフェネストラズが1'22.586を記録。その後も1分22秒台で周回を重ねる宮田だったが、5周目に1'22.742を記録するにとどまり、ファステストラップの1ポイントはフェネストラズのものに。
レースはその後、13周目の1コーナーで#12大津弘樹(ThreeBond F318)がクラッシュしたためにセーフティーカーが導入されることになり、18周目のファイナルラップでようやく追い越しが可能となったが、宮田は最後までトップを守りきり、第2戦鈴鹿以来の今季2勝目を挙げた。2位はフェネストラズ、今回限りのスポット参戦となった阪口が3位で表彰台を獲得した。
マスタークラスは#5久保田克昭(Planex・スマカメF3)が昨日に続いてジャンプスタートでドライビングスルーペナルティを課せられる一方で、予選トップの#28山口大陸(タイロクレーシング28号)が最後までトップを守りきって優勝している。
全日本F3選手権の第8戦決勝はこのあと午後2時15分より18周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI