Japanese F3

JF3:第10戦SUGO決勝 大湯都史樹がうれしい初優勝

 全日本F3選手権第10戦は23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、予選2位からスタートを制した大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が初優勝を飾った。

25周の決勝がスタートした

レースは2回のセーフティーカーが導入された

大湯都史樹と宮田莉朋のトップ争い

優勝は大湯都史樹(TODA FIGHTEX)

決勝2位は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)

決勝3位はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)

マスタークラス優勝は久保田克昭(Planex・スマカメF3)

トップでゴールする大湯都史樹(TODA FIGHTEX)

優勝した大湯都史樹(TODA RACING)

 決勝は午前10時10分にフォーメーションラップが始まる。シャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が不参加となったため、13人のドライバーがグリッドを離れた。昨夜からの雨も上がり、路面はほぼドライコンディションとなった。

 スタートでは、予選2位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が蹴り出しよくインから、ポールポジションの宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)を抜き去り1コーナーでトップに躍り出た。宮田は2位に付け、予選3位の小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がスタートをミスしたためサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が3位に、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が4位に上がり、小高は5位に落ちた。

 2周目の1コーナーでは山口大陸(タイロクレーシング28号)がコースアウトしたため早くもセーフティーカー(SC)が導入される。

 SCが退き、レースは6周目から再開。大湯は絶妙のリスタートを決めて宮田を1秒近く離し1コーナーへ。

 しかし、スピードに勝る2位の宮田はトップ、大湯との差を徐々に詰め始める。7周目には0秒3まで縮め、ここから大湯と宮田の息詰まるトップ争いが勃発する。宮田は16周目にはストレートで0秒1差まで大湯に迫り、1コーナーでアウトから並びかけるが大湯もトップを死守、順位は変わらない。

 18周目にはマスタークラスのトップを走っていたDRAGONが3コーナーでスピン、コースアウト。再びSCが導入されることとなった。

 レースは23周目から残り3周で再開。このリスタートでも大湯は宮田を引き離して1コーナーに侵入。この後も宮田の追撃を振り切り、うれしいF3初優勝を飾った。ファステストラップをたたき出して一矢報いた宮田が2位、3位にはフェネストラズが入った。

 4位には小高との攻防を制したアーメドが、5位が小高、6位には片山義章(YTB by Carlin)が続いた。

 マスタークラスは山口とDRAGONがリタイアしたため久保田克昭(Planex・スマカメF3)が昨日に続いて今季2勝目を飾った。

 第11戦・第12戦は、富士スピードウェイに舞台を移し、7月11日、12日に開催される。

優勝した大湯都史樹(TODA RACING) 表彰式 マスタークラスの表彰式

※注)宮田のマシンに対して抗議が出されており結果は暫定扱いとなっている。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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