F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1戦岡山決勝 参戦2年目の#7佐藤蓮が待望の初勝利!!

佐藤蓮待ちに待った初勝利!!

FIA-F4選手権第1戦の決勝が4月13日、岡山国際サーキットで行われ、参戦2年目の#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)がポールポジションからトップを快走、待望のFIA-F4初優勝を挙げた。

第1戦決勝は午前1時40分より15周で行われた。天候は曇り。コースは終始ドライコンディションだった。

ホールショットはポールの佐藤。その後方では予選2位の#6太田格之進(SRS/コチラレーシング)と予選3位の#5三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)が接戦を繰り広げたが、4周目のアトウッドカーブで両者は接触。太田のインをついた三宅がアウトに押し出した格好だ。太田はそのままリタイヤに。三宅もこの接触によりドライビングスルーペナルティを受けて14位に後退、その順位のままチェッカーを受けることになった。

これに乗じて2位に浮上したのは予選4位の#36野中誠太(FTRSスカラシップF4)。昨年まで全日本カート選手権を主戦場としていた野中にとっては初めてのフォーミュラレースだったが、冷静にバトルを展開して#60菅波冬悟(OTG DL F110)の追撃を退け、見事初陣を2位表彰台で飾った。

結局佐藤は一度もトップの座を譲ることなく15周を走りきり、参戦2年目の初戦で待望の初勝利を獲得。3位には今年で3年目の菅波が入った。

インディペンデントカップは3年ぶりにフル参戦を決めたベテランの#30DRAGON(TEAM DRAGON F4)が貫禄の優勝。序盤サイドミラーのトラブルに悩まされて#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)の先行を許したものの、ミラーの固定に成功してからは落ち着いてチャンスをうかがい、7周目のヘアピンでアウトからトップを奪い返してそのまま逃げ切った。

FIA-F4第2戦決勝は明日の朝8時20分より同じく15周で行われる。

第1戦優勝 #7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)
序盤のペースが上がらなくて厳しかったんですけど、後半は最後までペースを上げることができました。レースウィークを通して安定して速かったので、その結果が出たかなあと。後半よりのセットにしていたので、前半はペースが上がりませんでした。表彰台自体が初めてだったので、手順がわからなくて困りましたけど、レース後半には当然みたいな顔して表彰式をこなしたいです。とりあえず明日は雨で2番手スタートなので、ノーポイントだけは避けたいですけど、チャンスがあれば優勝したいです。
第1戦決勝2位 #36野中誠太(FTRSスカラシップF4)
フォーミュラのレース自体今日が初めてだったので、とりあえずスタートできただけでもほっとしたぐらいの感じでしたが、佐藤選手との差が詰められなかったので、もう一踏ん張り何か、ドライビングなりマシンなりで詰められたらいいなあと思います。ミラーを見てバトルするというのに慣れていなかったのでスタート中はキョロキョロしちゃいましたが、その後は冷静にカートみたいにバトルできたんで、そこは良かったです。
第1戦決勝3位 #60菅波冬悟(OTG DL F110)
もちろん全戦優勝を狙ってレースをしているんですけど、3位という結果自体は予選5番手からだったこととか、今週のペースを考えたらいい結果なんですけど、それが競り勝って自分で取った3位じゃなくて、ラッキーが続いた3位なので、そこは悔しいです。ただシーズンを考えたらここで3位のポイントを取れたことはプラスなので、明日のレースもそうですけど、この先のレースもコンスタントにポイントを取ってチャンピオンを狙っていけるように頑張っていきたいなと思います。もう今年しかないんで。また来年はないですし。僕もチームも3年目なので、頑張って結果を残していきたいなと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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