F4日本一決定戦

F4:日本一決定戦鈴鹿セミファイナル 太田格之進がポールトゥウイン

 F4日本一決定戦は8日、鈴鹿サーキットでセミファイナルを行い、太田格之進(高宮商事☆ミスト・KKZS)が8周・19分8秒127で優勝した。

日本一決定戦セミファイナル: 10周のレースがスタートした 日本一決定戦セミファイナル: 開始早々セーフティーカーが導入される 日本一決定戦セミファイナル: 太田格之進(高宮商事☆ミスト・KKZS)を先頭としたバトル 日本一決定戦セミファイナル: 優勝は太田格之進(高宮商事☆ミスト・KKZS) 日本一決定戦セミファイナル: 2位は大草りき(佐藤製作所★ミスト) 日本一決定戦セミファイナル: 3位は佐藤蓮(MARUSAN★ミスト)

 決勝日の鈴鹿は朝から晴れわたった。日差しがあるため昨日より気温も上がり気味。本日最初のレースで赤旗中断があったため、予定より10分遅れの午前9時20分よりフォーメーションラップが始まった。

 好スタートを切ったのは予選2位の大草りき(佐藤製作所★ミスト)で、動き出しが鈍かったポールシッター・太田格之進(高宮商事☆ミスト・KKZS)の横をすり抜けトップで1コーナーに向かう。3位には予選4位から佐藤蓮(MARUSAN★ミスト)が上がり、予選3位の鈴木智之(テイクファーストF108☆C72☆制動屋)は4位に後退。5位に予選順位のまま三宅淳詞(佐藤製作所★ミスト★KK-ZS)が続く。

 トップに立った大草は、2位太田とのギャップを広げながらヘアピンを立ち上がるが、その後方では今シーズンJAF-F4チャンピオンの徳升広平(フジタ薬局アポロ電工MT・MP・リッヂ)がデグナーでクラッシュ。早くもセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 レースは4周目から再開。序盤で築いたリードで逃げ切る戦略だった大草のもくろみは水泡に帰し、背後には太田と佐藤が迫る。

 大草は太田につけいる隙を与えずレースは進行するが、7周目のシケインではシフトがロックし姿勢を乱す。この大草のミスを太田は見逃さず、立ち上がりの鈍った大草に1コーナーで並びかけ、アウトから前に出ることに成功した。

 トップに立った太田はこのまま8周を走ってトップでゴール。2位に落ちた大草は佐藤にも攻められるが、これをしのいで2位でフィニッシュ。3位には佐藤が入った。

 4位を走っていた鈴木は、SC解除後のシケインで三宅と予選9位からジャンプアップしてきた早坂公希(CMS☆99☆Renault)の2人に立て続けにパスされ6位に落ちる。

 結局4位には三宅が、5位には早坂が、6位には鈴木が入った。

 ファイナルレースはこのレースの結果をグリッドとして、本日の最終レースとなる午後3時35分より10周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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