Japanese F3

JF3:第11戦もてぎ決勝 坪井翔が今季8勝目。金丸悠が3位初表彰台。ジェイク・パーソンズがNクラスチャンピオンを決める

 全日本F3選手権第11戦は19日、栃木県のツインリンクもてぎで決勝を行い、ポールポジションからスタートした坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が昨日に続き今季8勝目を飾った。

14周の決勝がスタートした

優勝は坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

決勝2は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

決勝3位は金丸悠(B-MAX RACING F3)

Nクラス優勝はジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)

優勝した坪井翔(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)

3位初表彰台の金丸悠(B-MAX RACING TEAM)

表彰式

 第11戦は午前8時30分よりフォーメーションラップが始まった。早朝のレースのため涼しく絶好のコンディションでのスタートとなった。

 ポールポジションの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)は無難なスタートを決め予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)を従えトップで1コーナーへ向かう。昨日スタートでポジションを落とした金丸悠(B-MAX RACING F3)は3位を守り、4位に予選5位から僚友で予選4位の阪口晴南(TODA FIGHTEX)をかわした予選5位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が上がる。阪口は5位に付けた。

 トップ坪井と2位宮田は昨日と同様3位以下より1秒近く速いラップタイムで後続を引き離しつつバトルを演じる。抜きどころのないもてぎではファステストラップの1ポイントをかけた争いとなったが、4周目に宮田がファステストを奪い返したもののその後は毎ラップファステストを更新した坪井が8周目に叩き出した1分44秒373でこのレースのファステストをものにした。

 レースはこのまま終了し、優勝は坪井で今季8勝目。2位には宮田が入った。

 このレースを盛り上げたのは予選9位からスタートした笹原右京(THREEBOND)。スタート直後に3台をパスし1周目を6位で戻ってくると、3周目には5コーナーで阪口を、5周目には3コーナーで大湯をパスし4位に上がる。

 笹原はここから4秒弱あった3位金丸との差を徐々に詰め始める。最終ラップでは金丸の背後に迫り、バックストレッチでインから並びかけると90度コーナーのブレーキングで金丸の前に出た。しかし金丸も冷静に笹原の動きを見て立ち上がりではクロスラインを取り抜き返した。金丸は初表彰台の3位でゴールした。

 4位は笹原。5位には6周目に5コーナーで大湯をパスした阪口が、6位には大湯が入った。

 Nクラスは、ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)14位で完走。今季10勝目を上げ早くもシリーズチャンピオンを決めた。

 第12戦は午後4時30分より20周で行われる。坪井の3連勝とファステストラップのもてぎフルマークなるかに注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI


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