全日本F3選手権は21日、昨日に続き鈴鹿サーキットで合同テストの2日目を行った。午前、午後と2回のセッションを行い、宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)がコースレコードを上回る1分50秒307でトップに立ち、2日間のテストを終えた。
午前のテストは9時から2時間で行われた。気温もクリスマス前としては高めで上空には雲一つ無い青空が広がり絶好のテスト日和となった。
午前のセッションは赤旗も出ず順調に推移。こんななかサッシャ・フェネストラズ(B-MAX RACING AND MOTOPARK F3)がコースレコードを上回る1分50秒666をたたき出しトップに立った。2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)もコースレコード超えで付け、3位には小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が続いた。
午後2時から行われた最後のセッションは荒れた。開始早々に名取鉄平(TODA FIGHTEX)がデグナーでコースアウトして1回目の赤旗。終盤には片山義章(YTB F317)と河野駿佑(RS FINE F318)が同コーナーでコースアウトし2、3度目の赤旗が提示されたためセッションは2時間から10分間延長された。
こんな中、トップタイムをマークしたのは宮田。タイムを1分50秒307まで縮めた。2位にはカラム・アイロット(YTB F312)が、3位には小高がそれぞれコースレコードを上回って続いた。
年内のF3の走行はこれで終了。来シーズンは公式テスト(日時、場所は未発表)を経て、4月20日に鈴鹿サーキットで第1戦が開幕する。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Hiroyuki MINAMI
Yoshinori OHNISHI