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SGT:第4戦SUGO公式予選 レコード続出の接戦を制したのは#6ワコーズRC F!! GT300は#25VivaC 86MCが今季2度目のPP

オートバックス スーパーGT第4戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)が従来のコースレコードを1秒以上上回る1’10.516を記録して今季初のポールポジションを獲得した。GT300クラスは#25VivaC 86 MC(土屋武士/松井孝允組)がこちらもコースレコードを大きく上回る1’17.493で第1戦岡山に続いて今季2度目のポールを獲得した。

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予選Q1

GT500クラスはすっかり恒例(?)になってしまった残り7分からの一斉ピットアウトで3周目からのタイムアタックという展開。

ところが残り1分で#1モチュールGT-Rを駆るロニー・クインタレッリがSPコーナーでクラッシュしてしまい、赤旗中断に。

結局この赤旗をもって終了という裁定がなされたため、チェッカー間際のアタックを予定していたドライバー達が揃って割りを食う結果となった。

トップタイムを記録したのは#38石浦宏明(ZENT RC F)で1’11.000。以下#100レイブリックNSX(山本尚貴)、#6ワコーズRC F(アンドレア・カルダレッリ)、#17ケーヒンNSX(小暮卓史)、#15ドラゴモデューロNSX(武藤英紀)、#36au RC F(伊藤大輔)、#39デンソーRC F(ヘイッキ・コバライネン)、そして#37KeePer RC F(平川亮)といずれもブリヂストンタイヤ勢がQ2進出を果たし、クラッシュした1号車を始め日産GT-Rは全滅というまさかの結果となった。

GT300クラスは、出走台数が多いだけに各車タイミングを計りながら周回を重ね、残り4分を切ったあたりから本格的なアタックが始まった。

ここでのトップタイムは早々に1分18秒前半のタイムを叩き出した#31TOYOTA PRIUS apr GT(中山雄一)。これに朝の公式練習でトラブルに見舞われた2台、#2シンティアム・アップル・ロータス(加藤寛規)と#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が続き、14台がQ2に進んだ。

予選Q2

GT500クラスは残り7分30秒で一斉に動き出す。雨の影響はなさそうだ。

最初にアタックを始めたのは#15ドラゴモデューロNSX(オリバー・ターベイ)、しかし#38ZENT RC F(立川祐路)、#17ケーヒンNSX(塚越広大)、#36ニック・キャシディ(au RC F)らが相次いて1分11秒台のタイムを記録して上位に名を連ねる。

すると#6ワコーズRC F(大嶋和也)が最初のアタックでいきなり1’10.516を叩き出し、一気に昨年のコースレコードを1秒以上上回ってトップに立つ。

立川、塚越も次のアタックで1分10秒台に入ったが、それぞれ1’10.936、1’10.705とわずかに及ばず、#6チームルマンが今季初のポールポジションを獲得した。

GT300クラスは、開始早々最終コーナーあたりで雨粒が落ちてくるという、やや難しいコンディションでのアタックとなったが、残り3分から#25VivaC 86 MC(松井孝允)、#31プリウス(嵯峨宏紀)、#61BRZ(山内英輝)による熾烈なポールポジション争いが繰り広げられた。

その結果、先週の富士F3でも活躍した松井の駆る#25が、2位をコンマ5秒引き離す圧倒的な速さでこれを制した。

コーナリングを得意とするマザーシャシー勢は、#25を含めた4台全車がQ1をクリア。#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴)が4位と上位につけ、#2ロータス(高橋一穂)、#5マッハ車検MC86(山下潤一郎)も決勝に望みを繋ぐ走りを見せた。

第4戦決勝は明日午後2時より81周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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