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Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝 角田裕毅がポールトゥウイン! 今年も16歳が表彰台の頂点に

 F1日本GPのサポートとしてスーパーFJで行われるドリームカップレースは9日、三重県の鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で決勝を行い、ポールポジションの角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ)が、スタートでトップに立つと、2位以下を引き離し、8周・18分47秒377で優勝した。

マシンに乗り込んだ角田裕毅

マシンに乗り込んだ角田裕毅

マシンに乗り込んだ浦田裕喜

マシンに乗り込んだ浦田裕喜

マシンに乗り込んだ津本匠

マシンに乗り込んだ津本匠

8周の決勝レースがスタートした

8周の決勝レースがスタートした

優勝した角田裕毅

優勝した角田裕毅

2位の浦田裕喜

2位の浦田裕喜

3位の津本匠

3位の津本匠

優勝して手を挙げる角田裕毅

優勝して手を挙げる角田裕毅

表彰式

表彰式

 決勝は午前10時より8周で行われた。朝方まで降った雨は上がったが、路面はウェット。全車ウェットタイヤを履いて決勝に臨んだ。

 フォーメーションラップでは、グリーンランプが点灯する前にポールポジションの角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ)がグリッドを離れ、後続も角田に続くアクシデントが発生。しかしこれはフラッグを振ってスタートを促したオフィシャルの合図があったためで、全ドライバーにペナルティーはなし。

 スタートを制したのはポールポジションの角田。無難な蹴り出しでトップで1コーナーへ。予選2位の鶴賀義幸(結月ゆかりレーシングZAP SPEED 10V)はストールして動き出しが鈍く後続に飲まれた。予選5位の浦田裕喜(RISEONE-EAGLE AKILAND KKSⅡ TODA)は「フライング気味でした」というものの素晴らしいスタートを決めアウトから一気に2位に躍り出た。3位には予選順位のまま山内飛侑(藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ)が付け、4位・八巻渉(中日本自動車短期大学MOLECULE KK-SⅡ)、5位・上村昌史(ガレージ茶畑10V ED)、6位・大原佳祐(自動車工房MYST KKSⅡ制動屋)と続く。

 トップに立った角田は1周目に2位を1秒2離してコントロールラインに戻ってくると、その後も2位の浦田より1秒前後速いタイムでその差を広げ独走態勢を築く。

 2位の浦田は角田には付いていけなかったものの、3位の山内よりは速かったため単独走行。

 トップの角田は、乾き始めた路面でタイヤをセーブしつつ安全マージン取りながら8周を走りきり、2位以下を7秒5離すと、レース前の宣言通り、ぶっちきりでドリームカップを制した。2位には浦田が入った。

 3位に入ったのはオーバーテイクショーを演じた津本匠(Rn-Sports KKSⅡ制動屋)。予選9位からスタートで7位に上がると、セクター1ではときに優勝した角田を上回るペースで前車を追走。3周目のダンロップコーナーで八巻を捕らえ6位。4周目のヘアピンでは大原をパスして5位。6周目のスプーンコーナーでは上村を、130Rで山内がコースアウトしたため一気に3位と表彰台圏内まで駆け上がってきた。

 4位には上村が、5位には山内が、6位には大原が入った。

 今年も昨年の阪口晴南に続き16歳が表彰台の頂点に立った。角田裕毅。若きヒーローが鈴鹿のドリームカップで誕生した。

決勝トップ3ドライバーのコメント

優勝 角田裕毅
優勝・角田裕毅

優勝・角田裕毅

 「最初から逃げていこうとプッシュしていきました。もうちょっと離したかったんですが、タイヤのこともあったのでセーブしました。浦田選手がウェットでは速かったので気にしていましたが、離れていきました。クルマは走りやすかったです。路面はドライタイヤの方が速かったと思います。ドライタイヤの人がいたら危なかったですね。F1の表彰台は感動はしませんでしたが、かっこよかったです」
決勝2位 浦田裕喜
2位・浦田裕喜

2位・浦田裕喜

 「スタートが決まって予選5位から2位に上がりました。フライング気味だったので心配してたんですがペナルティーが出なくて良かったです。そこから角田選手を追ったんですが、スピードが足りませんでした。昨日の予選でF1のタイヤカスに乗せてクラッシュしましたが、その影響はなかったと思います」
決勝3位 津本匠
3位・津本匠

3位・津本匠

 「スタートで予選9位から7位に上がりました。八巻選手をダンロップで、大原選手はヘアピンで、上村選手をスプーンで抜き、山内選手が130Rでコースアウトしたので3位に上がれました。ウェットの路面は好きで、クルマの調子は良かったです。八巻選手をスムーズにパスできなかったのが痛かったです。表彰台は感動しました」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Eiji TAKEUCHI
Yoshinori OHNISHI


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