SUPER GT

SGT:公式テスト富士セッション4 トップは#39デンソーサードRC F、同タイムで#17ケーヒンNSXが続く。GT300はここでも#3マーデンボローがトップタイム。#25Vivac86も3番手と大健闘

3月26-27日の二日間で行われていた2016スーパーGT公式テスト富士。
27日午後から行われた最後のセッションは#39DENSO KOBELCO SARD RC F(ヘイッキ・コバライネン/平手晃平組)と#17KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/小暮卓史組)が同タイムで並ぶ接戦となり、先にタイムを出した#39サードがトップとなった。
GT300クラスは今週末好調な#3B-MAX NDDP GT-Rがここでもトップタイムを記録した。

GT500クラストップのヘイッキ・コバライネン/平手晃平組(DENSO KOBELCO SARD RC F)

GT500クラストップのヘイッキ・コバライネン/平手晃平組(DENSO KOBELCO SARD RC F)

GT500クラス2位の塚越広大/小暮卓史組(KEIHIN NSX CONCEPT-GT)

GT500クラス2位の塚越広大/小暮卓史組(KEIHIN NSX CONCEPT-GT)

GT500クラス3位のジェームス・ロシター/平川亮組(KeePer TOM'S RC F)

GT500クラス3位のジェームス・ロシター/平川亮組(KeePer TOM'S RC F)

GT300クラストップの星野一樹/ヤン・マーデンボロー組(B-MAX NDDP GT-R)

GT300クラストップの星野一樹/ヤン・マーデンボロー組(B-MAX NDDP GT-R)

GT300クラス2位のリチャード・ライアン/藤井誠暢組(Hitotsuyama Audi R8 LMS)

GT300クラス2位のリチャード・ライアン/藤井誠暢組(Hitotsuyama Audi R8 LMS)

GT300クラス3位の土屋武士/松井孝允組(VivaC 86 MC)

GT300クラス3位の土屋武士/松井孝允組(VivaC 86 MC)

公式テスト富士最後の走行となるセッション4は、午後1時30分からのセーフティーカー訓練に続いて午後1時45分より120分間で行われた。
朝から好天に恵まれたこともあり、気温、路面温度とも昨日の寒さよりは幾分緩和されたものの、終盤にはやはり厳しい冷え込みの中での走行となった。

GT500クラスは#60SYNTIUM LMcorsa RC F GT3のエンジンブローによる最初の赤旗中断が明けてから10分後に#39平手が1’28.854でトップに立つと、その約20分後に#17塚越が同じく1’28.854を叩き出した。
今週末下位に甘んじていたNSX勢だったが、最後の最後に17号車は何かを掴んだようだ。
3番手にはジェームス・ロシターの駆る#37KeePer RC Fが1’28.860とトップから僅か1000分の6秒差の好タイムを叩き出して3番手に食い込むが、37号車はその直後にプリウスコーナーでコースオフ、2度目の赤旗中断の原因を作ってしまった。
午前中トップタイムを記録した#12カルソニックIMPUL GT-Rはこのセッション7位ながら、トップからは僅かコンマ3秒差につけた。
結局このセッションでもGT500クラスはトップから1秒以内に11台入り、再来週の開幕戦、再来月の第2戦での熱戦が大いに期待できそうな結果となった。

GT300クラスは終了30分前にまたしてもマーデンボローが1’36.611と2位以下をコンマ45秒突き放す非凡な速さをみせてトップに立ち、改めて好調ぶりを見せつける結果になった。
新型のR8を投入した#21Hitotsuyama Audi R8 LMSもリチャード・ライアンが序盤トップに立つなど光るものを見せて2位に付け、3位にはなんと今朝持ち込まれたばかりの#25VivaC 86 MCが1’37.178のタイムで続き、不眠不休で修復に当たったチームスタッフの熱意にチーム代表の土屋武士がドライビングで報いる形となった。

2016オートバックス スーパーGTは再来週の4月9-10日に岡山国際サーキットでいよいよ開幕戦を迎える。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI


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