SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎJRPサタデーミーティング 永井PL「ホンダさんは今回馬を何頭連れてきたんですか?」

全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)が主催する、恒例のサタデーミーティングが8月20日にツインリンクもてぎで行われた。
今回の話題は1.第4戦から投入された新スペックエンジンについて、2.スーパーフォーミュラ車両の今後について、そして3.2017年カレンダーについて、の3つ。
JRPからは倉下明社長、トヨタから永井洋治プロジェクトリーダー、ホンダからは佐伯昌浩プロジェクトリーダーが出席した。

sf-rd4-jrp-kurashita sf-rd4-jrp-saeki sf-rd4-jrp-nagai

1.新スペックエンジンについて
トヨタは「NAエンジンに近づける」を目標にピックアップの向上に取り組み、ある程度達成できたとのこと。それとパワーアップを図っている。
ホンダはヨコハマタイヤへの対応を優先してシリーズ前半の取り組み項目からあえて外していたドライバビリティの改善を、本来後半で予定していた項目と合わせて後半仕様に盛り込んだとのこと。その結果マップや制御データがほぼ一新されている。永井PLからは「ホンダさんは今回馬何頭多く連れてきたんですか?日本ダービーの出走馬の倍くらいですか?」との質問が佐伯PLに投げかけられたが、もちろん佐伯PLは笑って明言を避けた。
2.SF車両の今後について
倉下社長は「すでに新規車両の検討は始めているが、あと2年はSF14を使用する」とコメントし、2018年までは大きな変更がないことを明言した。
これに対し永井PL、佐伯PLも直噴ターボエンジンという現行のNREでまだまだやれることが残されており、それらを徹底的に追求していきたいとコメントした。
3.2017年のカレンダーについて
この日発表された2017年の暫定スケジュールは以下のとおり。
第1戦 4月15-16日 鈴鹿サーキット
第2戦 5月27-28日 岡山国際サーキット
第3戦 7月15-16日 富士スピードウェイ
第4戦 8月19-20日 ツインリンクもてぎ
第5戦 9月9-10日 オートポリス
第6戦 9月23-24日 スポーツランドSUGO
第7戦 11月4-5日 鈴鹿サーキット
ほぼ今年と同様であり、今後F1やWECのカレンダー次第では変更される可能性があるものの、開幕戦の鈴鹿以外はほぼこのまま開催されるであろうとのことだ。

またこの席上で、地震のため中止となったオートポリス戦に代わるものとして、8月27日に大分県、9月3日に熊本県で「がんばろう九州」と題したイベントを開催することが併せて発表された。大分には井出有治が、熊本には山本尚貴が参加するとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース