- GT500クラス #100山本尚貴(RAYBRIG NSX CONCEPT GT)
- 「序盤はペースが上がらなくて、勝つのは難しいかなと思っていました。とにかく伊沢選手にきっちり引き継ぐことだけを考えて走りました。セーフティカーランの混乱もあって、遅れをリセットすることができたのはラッキーでした。今シーズン、ホンダ車は勝てなかったので、嬉しくもほっとした複雑な気持ちです。伊沢選手とは途中離れることはありましたが組み始めて10年。長い付き合いですが我々二人にとっても貴重な1勝です。今回はシリーズ上位陣が沈んだので、これでランキング2位に上がりました。次はハンデが増えて辛くなりますので、オートポリスが雨になることを祈ってます(笑)」
- GT500クラス #100伊沢拓也(RAYBRIG NSX CONCEPT GT)
- 「SUGOはテストで好感触だったので、いけるんじゃないかと思っていました。でも、予選は本山選手に負けてしまって、本当に悔しい思いをしました。山本選手のパートではタイヤに若干問題があってペースが上がらなかったのですが、僕に代わってその問題もクリアになりましたので、引き継いでからは上を目指すだけでした。去年は海外のレースでボロボロになって帰ってきたにもかかわらず、今年GTとSFのシートを用意していただきました。でも、ここまで成績残せていなかったので、正直ほっとしています。国光総監督の涙を見たとき、あぁやっぱりレースは勝たなくちゃいけないんだな、と思いました。次戦も気を引き締めて臨みます」
- GT300クラス #25土屋武士(VivaC 86 MC)
- 「チェッカー受けて、これ以上の喜びは味わえないだろうと思いました。もう引退してもいいと思うほど幸せでした(笑)。僕のドライバーとしての最後の仕事は、孝允をプロに育てることだと思っています。僕は親父の作った昭和の香りのするチームを続けたいと思っています。マザーシャーシは苦労だらけで金もかかりますし、鈴鹿ではかなり追い詰められていました。今回も勝手にシフトアップしてしまうトラブルが頻発していました。気の合うスタッフに恵まれて何とか乗り越えているという感じです。次戦に向けてもクルマにはかなり手を入れないといけませんが、幸い日程が少し空くので、クルマだけでなく自分のリフレッシュもして臨みたいと思います」
- GT300クラス #25松井孝允(VivaC 86 MC)
- 「マザーシャーシはSUGOのコースには合っていたように思います。ヨコハマタイヤも良いものを造ってくれました。僕のパートでは無線がトラブって使えず、チームとコミュニケーションが取れなかったので困りました。セーフティカーラン解除のとき、チームからのピットインの指示はホワイトボードでした(笑)。土屋選手に代わってからは、タイヤにトラブルが出ないか少し気になりましたが、それ以外は安心して見ていられました。次戦オートポリスもコースとマシンの相性は良いような気がします。次もいけると思います」
Photo: Yoshinori OHNISHI