全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦は17日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周・3.704km)で1回目のフリー走行を行い、小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)が1分5秒840でトップタイムを記録した。
2015年スーパーフォーミュラも残り2戦、チャンピオン争いも佳境に入ってきた。第6戦の行われる中秋のSUGOは早朝から雲一つ無い快晴に恵まれ、午前9時より1時間のフリー走行が行われた。
開始15分過ぎあたりまでは上位陣は1分7秒台が12台と大混戦。ここで初めて6秒台に入れたのが中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)。1分6秒819でトップに立つ。その後24分過ぎに伊沢拓也(REAL SF14)が1分6秒780でトップに立つと、26分過ぎには中嶋一貴が1分6秒639でトップを奪い返す。
中嶋一貴は28分過ぎにタイムを1分6秒275と大幅に削り、次周には1分6秒224とさらにタイムアップ。
中嶋一貴がトップのままフリー走行は終盤に入るが、残り15分を切ったあたりでジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)が1分6秒184でトップに浮上すると、昨年のSUGOウィナー野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)がついに1分5秒台に入る5秒935でトップを逆転。
しかし最後の最後に野尻のタイムを更新してきたのがなんと小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)で非公式にコースレコードを更新し1分5秒840。その直後に中山雄一(KCMG Elyse SF14)がSPコーナーでクラッシュしたためフリー走行は赤旗で終了した。
トップタイムは小暮。2位にはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)が上がり、3位は野尻。4位・伊沢、5位・オリベイラ、6位・石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)、7位・中嶋一貴と続いた。
公式予選は本日18日、午後1時45分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum