全日本F3選手権第9戦の公式予選はコンマ2秒以内に4台がひしめく接戦に。
ポイントリーダーの#37ニック・キャシディ(PETRONAS TOM’S F312)が1’34.726で今季4度目のポールポジションを獲得する結果となった。
第8戦の予選終了から10分間のインターバルをおき、午前9時20分より10分間で第9戦の公式予選が行われた。
空は次第に明るくなり、路面は完全なドライコンディションに。これによりラップタイムはさらに上がり、終盤は1分34秒台の攻防が繰り広げられることになった。
この予選でも最初にアタックを開始したのは#23高星明誠(B-MAX)。
3周目には早くも1’35.051と第8戦のベストタイムを上回り、次の周では1’35.027を叩き出す。
しかしその直後に#36山下健太(トムス)が1’35.021、#7福住仁嶺(HFDP)は1’35.017といずれも高星を上回ってきた。
さらにはキャシディがチェッカー直前に1’34.726といち早く1分34秒台を記録。高星、山下、福住等も自己ベストを塗り替えてアタックを続けたが、それぞれ1’34.876、1’34.889、1’34.904にとどまり、キャシディには一歩及ばなかった。
スポット参戦の#22佐々木大樹(B-MAX)は1’35.076までタイムを縮め、予選5位につけた。
Nクラスは#38小河諒(トムススピリット)が1’37.301を記録して今季7度目の予選トップとなっている。
第9戦決勝は明日午前10時40分より21周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum