岡山国際サーキットで行われたスーパーGT2014年最初の公式テストは最後のセッション4を終了。
ここでのトップはセッション3に続いて#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)だったが、ラップタイムは1'21.586に留まったため、二日間総合でのトップはセッション1で1'21.072を記録した#39DENSO SARD RF-C(石浦宏明/オリバー・ジャービス組)となった。
セッション4は午後1時30分よりスタート練習を行い、そのまま計時に移行した。
ところが2周目に#100レイブリックNSXコンセプトGTが、続いて3周目に#8ARTA NSXコンセプトGTがマシントラブルにより相次いでピットイン。そのまま走行を終えることになった。
8号車についてはエンジンがブローしたため、その後の走行を見送ったとのこと。
こうしてホンダ勢が相次いで姿を消す中、ニッサンGT-RとレクサスRF-Cは快調に周回を重ね、開始から30分が経過したところで#12オリベイラが1'21.586を記録してトップに立つ。
しかしその直後、1コーナーで#23モチュールGT-RとGT300クラスの#2シンティアム アップルMP4-12Cが接触。2号車がコースを塞ぐ形でストップしたため赤旗中断となった。
車両改修の後セッションは再開。23号車はフロント周りを交換してコースに復帰したが、#2マクラーレンはそのまま走行を終えることになった。
その後は各車ロングランに入ったため、タイムの更新は見られず、そのまま#12カルソニックGT-Rがトップで二日間の走行を締めくくった。
GT300クラスは昨日のセッション2に続いて#31OGTパナソニックプリウスがトップ。
しかしタイムは1'28.147に留まったため、この日の総合では#55ARTA CR-Zがトップとなったが、二日間お総合ではセッション2で1'27.847を記録している31号車がトップとなっている。
FIA-GT3勢では新たに参戦する#60TWS LM Z4(飯田章/吉本大樹組)が1'28.761でこのセッション2番手につけており、二日目総合では#11ゲイナーSLSが3番手につけている。
またこの日もいくつかのチームが第3ドライバーのオーディションやルーキーテストを実施。
#50WAKO'S Exe アストンマーチンは昨年全日本F3選手権Nクラスに参戦したナニン・インドラ・パユーングを昨日に続いて走らせたが、残念ながらパワーステアリングのトラブルにより僅か2周でピットに戻ってきてしまった。
スーパーGTはこの後9月23-24日に富士スピードウェイで2回目の公式テストを行い、4月5-6日にこの岡山国際サーキットで開幕戦を迎える。
Text:Kazuhisa SUEHIRO