SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿公式練習 両クラスともいきなりレコードを上回る速さ!GT500トップは#23モチュールGT-R

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA 1000km」の公式練習が8月30日、鈴鹿サーキットで行われ、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がセッション序盤に従来のコースレコードを上回る1’49.234を記録して堂々のトップ。
GT300クラスも終盤の専有走行でルーキーの野尻智紀が2’00.531とこちらもコースレコードを大幅に上回り、#0無限CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀/道上龍組)がトップだった。

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公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。
午前9時40分より始まった公式練習は終始ドライコンディションのままセッションは進行した。

シーズン開幕からこれまで各地でコースレコードを更新して来たGT500クラスだが、今回もその速さは健在で、セッション開始からわずか18分でロニー・クインタレッリの駆る#23モチュールGT-Rが、2007年3月の鈴鹿300kmレースで伊藤大輔(#8ARTA NSX)の記録した1’49.842を大幅に上回る、1’49.234を叩き出して一気にトップに躍り出た。
23号車は現在シリーズポイント42。燃料リストリクターを1段階絞り、34kgのウェイトを積んだ状態でのレコード更新は驚くべき速さだ。
2番手にはその#8ARTA NSXが松浦孝亮のドライブにより1’49.882とコースレコードに迫る好タイムを終盤の専有走行で記録。第4戦を前に熱害対策を施して以来好調の続いているNSX勢の速さはここでも健在のようだ。
しかし一方で、#32エプソンNSXは開始15分で車体後部から出火してコース場にストップするアクシデントに見舞われて赤旗中断の原因を作った他、第5戦で優勝した#17ケーヒンNSXは走行中に左リヤタイヤのナットが脱落するなど、想定外のアクシデントに見舞われるチームも見られた。

GT300クラスは序盤から一貫して#0無限CR-Zと#61SUBARU BRZのJAF-GT勢が速さを見せ、2分01秒台の好タイムを連発してトップを争っていたが、最後の最後に野尻が2’00.531と、昨年#61BRZ(山野哲也)が記録したレコード(2’01.481)を1秒近く上回る速さでトップに立った。 2位には今大会の第3ドライバーとして現在DTMで活躍中のアウグスト・ファーフスを招聘した#7Studie BMWが2’01.581でつけ、7号車から1秒以内には18台の車両がひしめくという、いつもながらの接戦模様をGT300クラスは呈している。
また今回はシリーズ最長の1000kmレースということもあり、GT300クラスでは参加24台中16台が第3ドライバーを登録しており、その中にはファーフスを起用した#7Studie BMW Z4のほかにも海外のトップドライバーを招聘するチームもいくつかみられる。
今年のニュルブルクリンク24時間レースで総合優勝したクリストファー・ハーゼを起用した#21Audi R8LMS Ultra、第2、第3ドライバーにティム、ヨルグのベルグマイスター兄弟を起用した#33PUMA KRH PORSCHEなどだ。
今回のGT300クラスはこうした点でも大いに注目に値するだろう。

第6戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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