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SGT:第5戦富士公式練習 NSXの逆襲が始まる!!#18ウイダーが今季初のトップタイム

2014オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT 300kmレース」の公式練習が8月9日、富士スピードウェイで行われ、#18ウイダーモデューロNSX CONCEPT GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が1’30.401でトップタイム。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)が1’39.096でトップだった。

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台風11号の接近で開催が危ぶまれた今大会だが、公式予選日は厚い雲に上空を覆われながらも雨に見舞われることはなく、午前9時からの公式練習は終始ドライコンディションで行われた。

シリーズポイント上位のチームが燃料リストリクターの調整を受け、長いストレートをもつ富士のレイアウトに苦戦する中、第4戦SUGOを前に最低重量の軽減や冷却用のボディ加工を許されたNSX勢が相次いで好タイムを記録し、後半戦に向けて巻き返しが大いに期待できそうな展開となった。
中でも#18ウイダーNSXは開始30分でマコヴィッキィが1’30.752を記録して2番手に食い込むと、最後の10分間で行われた専有走行で山本が1’30.401までタイムを縮め、今季初めてトップで走行セッションを終えることになった。また#32エプソンNSXも中嶋大祐が1’30.698で一時2番手につけ、ホンダNSXが1-2を形成する。
しかしチェッカー直後に#39デンソーRC Fのオリバー・ジャービスが1’30.471、#36ペトロナスRC Fのジェームス・ロシターが1’30.585、#23モチュールGT-Rの松田次生が1’30.565と、それぞれタイムを上げ、終わってみれば3メーカーがほぼ互角で入り乱れる結果となった。 一方、前回のSUGOで優勝しランキングトップに立った#37KeePer RC Fは最下位、同2位の#12カルソニックGT-Rは10位と厳しい結果に終わった。

GT300クラスはセッション前半に#61スバルBRZの佐々木孝太が1’39.494でトップに立つと、終盤の専有走行では1’39.096とタイムを更に縮めて好調ぶりを見せつけた。
2番手には走行終了間際に1’39.203を記録した、アンドレ・クートの駆る#9国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DRがつけ、同じく最後の最後のギリギリのタイミングでルーキーの野尻智紀が1’39.370を叩き出した#0無限CR-Zが3番手につけた。
ランキングトップの#4グッドスマイル初音ミクZ4は11番手、同2位の#11ゲイナーDIXCELSLSはアクセルペダルの不具合などもあり14位とこちらも苦しい滑り出しとなっている。

第5戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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