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SGT:第1戦岡山公式予選 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #6ENEOS SUSTINA RC F
大嶋和也
gt_r01_q_pc-oshima 正直ここまでいいタイムが出せるとは本当は思っていませんでした。Q1を見ていたら国本がいいペースで走っていたので、僕が完璧な仕事さえ出来ればポールも獲れるかな、と思い始めたらドキドキしてきました。今までで一番興奮しながらアタックした1周でしたが、それが空回りせずにうまくハマってくれました。
クルマに関してはシェイクダウンからものすごく調子が良くて、チームがかなりいい仕事をしてくれたと思うので、予選で恩返しが出来て良かったです。
今年のクルマはシェイクダウンからいい印象を持っています。高速コーナーが速く、ダウンフォースがあって、フォーミュラカーみたいな動きをするので、フォーミュラ育ちの僕らには合ってるなと思います。
ブレーキもカーボンになって、軽くなったこともあって、ブレーキングの精度も上がりました。ちょっとターボラグがあるのが難しいのと、エンジン屋さんが触るとすごく特性が変わり、僕らがそれを掴み切れていないのでそこは不安ですが、すごく良い印象をもっています。
ロングランも「こんなペースで走ってていいのかな?」ってペースで走れているので、最後まで集中力を切らさずに走りきれるかが心配ですが、乗っててすごく楽しいクルマです。
国本雄資
gt_r01_q_pc-kunimoto なんとかQ2に残れました。朝のフリー走行からクルマの調子は良かったです。GT-Rなど他のクルマと少し差があったんですが、テストの段階でも持ち込みの状態も良かったので、ミス無く走れば結果はついてくると思いました。
Q1では少しトラブルがあり、完璧ではありませんでしたが、なんとか大嶋選手に繋ぐことが出来ました。
シーズンオフからチームルマンとTRDが全力でクルマを用意してくれて、一番最初の予選でポールをとることが出来たので、嬉しいし、満足しています。
今年のクルマは遅くなると聞いていたんですが、乗ってみたらダウンフォースがすごくあるし車体も軽くなったので高速コーナーは速くなったし、ターボエンジンになって自然吸気とは違ったパワーの出方をするので、すごく楽しいですし攻めがいのあるクルマだと思います。
GT300クラス #31OGT Panasonic PRIUS
新田守男
gt_r01_q_pc-nitta テストから比較的いい状態でしたが、その時点ではレギュレーションに性格に合致していない部分があったので、本来のレギュレーションに合わせた時にどういう状態になるか不安な部分もありました。
今までプリウスが開幕を迎えるときは殆ど走ることが出来ない状態でレースを迎えていましたが、今年はチームのスタッフやトヨタ自動車さんのお陰で始めのテストから殆どトラブルのない状態で、どんどんクルマの開発が進んだのが非常に大きかったと思います。
あとヨコハマタイヤさんが今回に向けて非常にいいタイヤを作ってきて下さったので、いい状態で走れました。
Q1でビーエムが出したタイムには正直届かないだろうなと思いましたが、目をつぶって、GT500と同じスピードでコーナーを曲がれたらな、ぐらいの気持ちで思いっきり走ったらポールポジションが獲れました。
嵯峨宏紀
gt_r01_q_pc-saga 岡山ではテストでもトップで終えることが出来ていて、持ち込みの状態でもそんなに悪くはないだろうと思っていました。実際フリー走行でも悪いタイムではなかったんですが、ちょっと予選に向けてジオメトリーを変更したことが良くなくて戻したり、ということがあって、Q1では完璧なバランスではありませんでしたが、タイムは出ていました。あと僕自身はあんまり練習できない状態で予選を走ったので、自分としては不本意なタイムでしたが、新田さんがトップタイムを出すことが出来たので、チームとしては良かったなと思います。
今シーズンはすごく軽量化をしてきました。去年まで1300キロ以上あるクルマだったので、ハイブリッドのパワーを使って直線でタイムを稼いでいましたが、今年は丁度真逆の特性になっています。
岡山というテクニカルサーキットでの結果を見る限り、チームが頑張ってきたことの結果が出たんじゃないかなと思います。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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