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SF:第4戦もてぎフリー走行1回目 セルモインギングが1-2!トップタイムは#39国本

全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦のフリー走行1回目が8月23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#38国本雄資(P.MU CERUMO INGING)がトップタイム。2番手には#38石浦宏明(P.MU CERUMO INGING)がつけ、セルモインギングが1-2と金曜日のフリー走行に続いて好調ぶりをみせた。

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SF14シャシーにNREエンジン搭載とパッケージを一新して行われているスーパーフォーミュラの2014シーズンもいよいよ後半戦に入った。
この第4戦からはエンジン交換に制限がかかり、最終戦の第7戦鈴鹿まで1基のエンジンを使い続けなければならない。 また、第4戦もてぎから第6戦SUGOまでは、エンジン出力を制限するため燃料リストリクターがこれまでの100kg/hから90kg/hに絞り込まれることになっている。

更に今週に入って、驚くべきニュースが飛び込んで来た。
これまで36号車をドライブしていたアンドレ・ロッテラーが小林可夢偉に変わってケーターハムからF1ベルギーGPにスポット参戦するというのだ。 これによりロッテラーは第4戦を欠場することになり、代役には第3戦でロイック・デュバルに代わって8号車をドライブしたアンドレア・カルダレッリが起用された。

こうした様々な新しい要素を抱えて第4戦は23日に開幕。フリー走行1回目は午前8時30分より60分間で行われた。
公式予選日を迎えたツインリンクもてぎは早朝こそ分厚い雲に覆われていたが、スーパーフォーミュラの走行が始まる頃には晴れ間が広がり、終始ドライでの走行となった。

これまでトヨタ勢に一歩先行されていた感のあるホンダエンジン勢だったが、新エンジンの投入された今回は金曜日の専有走行で#41武藤英紀が2番手、#1山本尚貴が3番手、#41野尻智紀が4番手と上位に食い込んでおり、1発の速さに関してはトヨタエンジン、ホンダエンジンほぼ互角の状況になってきた。
このフリー走行でも開始早々から#41武藤、#40野尻のダンデライアン勢が上位タイムを記録、野尻は開始30分で1’33.072を記録してトップに立つなど、依然として好調だ。

対するトヨタエンジン勢はロッテラーに代わって36号車をドライブするカルダレッリが開始10分で1’33.312を記録してトップに立つと、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2番手。金曜の走行でトップタイムを記録した#38石浦が4番手で続き、こちらも一歩も引かない状況。

結局、ニュータイヤを投入しての残り7分間のタイムアタック合戦では1’32.782を記録した#39国本がトップ、1’32.822の石浦が2位とセルモインギングの1-2に終わったが、#40野尻4位、#41武藤5番手とダンデライアン勢も上位に踏みとどまり、そのタイム差もトップからコンマ1秒以内という非常に接近したもので、午後の予選も全く予想のつかない状況になってきた。

第4戦の公式予選はこのあと午後1時15分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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