Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝 松下信治が初優勝、Nクラスは久保凛太郎が今季2勝目

 全日本F3選手権は10日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第3戦の決勝レースを行い、松下信治(HFDP RACING F312)が14周・24分2秒458で初優勝を飾った。Nクラスは久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)が開幕戦に続き今季2勝目を上げた。

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 決勝レースは午後2時45分、フォーメーションラップを開始。気温24度、路面温度34度。

 スタートはポールシッターの松下信治(HFDP RACING F312)が飛び出し、苦手のスタートを決めた予選2位の山下健太(PETRONAS TOM'S F314)がこれに続く。予選3位の高星明誠(B-MAX NDDP F312)は1コーナーでアウトから山下に並びかけるがパスするに至らず、続く各コーナーでも仕掛けるが、逆に山下に詰まった隙に予選4位の勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)にパスされ4位に落ちる。

 トップに立った松下は1周目に後続を2秒2離し、7周目にはその差を3秒1広げて独走態勢。終始後続との差をコントロールしF3参戦2年目で初優勝を飾った。

 4位に落ちた高星は、ペースの上がらない勝田を3周目にパスし山下を追うも、その間に開いた山下との差3秒半は大きく、3位でレースを終えることとなった。2位には山下が入った。

 Nクラスはポールシッターの小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)がスタートでエンジンストール。予選2位の久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)がトップに立つ。2位にはスタートが得意な三浦愛(EXEDY RACING F307)が予選4位から上がり、小泉は3位に落ちた。

 小泉は3周目に三浦をパスして2位に上がると、トップの久保を追うが、終盤に背後に迫ったものの抜くには至らず、久保が優勝、小泉は2位でレースを終えた。

 3位に落ちた三浦も終盤、迫ってきた山口大陸(TAIROKU EXCEED)を凌ぎきり、開幕からの連続表彰台をものにした。

 第4戦決勝は明日11日午前1時55分より14周で、第5戦決勝はこのレース結果のグリッド順で午後3時15分より20周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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