F4西日本シリーズ

F4:西日本第2戦岡山決勝 波乱のレースを平木湧也が制す。FCクラスは根本悠生が優勝

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第2戦は15日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝を行い平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が15周・23分43秒647で優勝した。FCクラスは根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が優勝した。

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 今大会の最終レースとして午後3時30分、17台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 スタートを制したのはポールシッターの牧野任祐(マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS)。その後方では、予選2位の浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)と予選4位の平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が2位争いを演じていたが、オープニングラップのアットウッドで絡み浅原がコースアウト。平木は4位にとどまったものの、浅原は最後尾近くまで順位を落としてしまった。

 トップの牧野は後方での混乱を尻目に、2位に上がってきた松井孝允(サムライサポーターズF4)を突き放しにかかる。しかし、9周目に7秒4はなしたところで、シフトトラブルのためペースダウン。10周目には松井に4秒3、11周目には0秒8まで迫られると、12周目には松井、3位まで順位を回復してきた平木に次々とパスされ3位に落ちた。

 トップに立った松井がこのまま逃げ切れると思われたが、トラブルをかかえているのかペースが上がらない。14周目に2位の平木に、最終ラップには松井がストップしたため3位に上がっていた久保宣夫(佐藤製作所☆オートセレクトMYST制動屋)にもかわされ、結局3位でゴールすることとなった。

 優勝は漁夫の利を得た形になった平木、2位には久保が入った。

 FCクラスは予選2位の坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)がポールシッターの根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)に並びかけるが、かろうじて根本が押さえる。

  トップ根本、2位坪井はこの後も0秒5前後の間隔で接近戦を演じるが、抜きどころの無い岡山では決め手に欠け、根本がそのまま優勝。坪井は2位に甘んじた。

 3位にはアルミクラスの鶴田和弥(Rn-sports制動屋KKZS☆ミスト)を挟んで石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)が付けていたが、鶴田に阻まれ上位2台を追うことができない。昨日は全日本クラスのマシンを利用して逃げ切り、優勝した石川にとっては皮肉な展開となった。石川は10周目にようやく鶴田をかわすもトップ2台との差は2秒4。最終的に0秒6差まで詰めたものの3位でゴールすることとなった。

 第3戦は7月6日、鈴鹿サーキットに舞台を移し、クラブマンレース第4戦としてフルコースで開催される。

Text: Yoshionri OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI


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