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WEC第6戦富士はあいにくの雨でSC先導のまま赤旗終了。総合優勝は#7トヨタ(ブルツ/ラピエール/中嶋組)

世界耐久選手権(WEC)第6戦「富士6時間耐久レース」が10月18-20日に静岡県の富士スピードウェイで開催され、スーパーフォーミュラやスーパーGTで活躍するチームやドライバーも多数参戦した。

公式予選は10月19日に曇天ながら終始ドライコンディションで公式練習と予選が行われ、#1Audi Sport Team Joest(アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/トム・クリステンセン組)がポールポジションを獲得。
2カーエントリーで地元レースに臨んだToyota Racingは8号車(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン組)が予選2位、7号車(アレキサンダー・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組)は3位だった。

しかし決勝日は朝から小雨の降り続くあいにくの天候となり、午前11時からのスタートはセーフティーカー先導で始まったが、開始22分で赤旗が提示され、中断となってしまった。
その後、天候の回復を待って午後1時30分に再びセーフティーカー先導でレースは再開されたが、約20分の走行の後再び赤旗中断に。
結局15:35分にレース再開後すぐに三度目の赤旗とともにレース終了の決定がなされる残念な結果となってしまった。

こうした中、LMP1クラスでは、スタート進行の際に予選2位のトヨタ8号車がピットレーン閉鎖に間に合わずピットスタートとなり、また最初のリスタート時にエアインテークから異物を吸い込んだアウディ1号車が修復作業のためピットストップを繰り返したことで後方に沈むアクシデントが発生。
これによりトヨタの7号車が隊列の先頭に繰り上がることになり、このレースの勝者となった。

以下、LMP2クラス、LMGTEProクラス、LMGTEAmクラスは予選トップチームがそのままクラス優勝という結果になり、#35OAK Racing(ベルトラン・バゲット/リカルド・ゴンザレス/マーティン・ブラウマン組)、#97Aston Martin Racing(ダレン・ターナー/ステファン・ミュッケ/フレデリック・マコヴィッキィ組)、#95Aston Martin Racing(クリスチャン・二ゴール/クリスチャン・ボウルセン/ブルーノ・セナ組)が表彰台の頂点に立った。

この他、日本勢では#27チームゲイナー(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム/植田正幸組)がLMP2クラス3位に入ったほか、中野信治の参加した#25Delta ADRがLMP2クラス4位、松田次生、小泉洋史の参加した#47KCMGがLMP2クラス5位に井原慶子の参加した#45OAK RacingはLMP2クラス8位に入った。

WECはこのあと11月9-10日に上海で第7戦を開催する.

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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