S-FJ第5戦は15日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝を行い大津弘樹が12周、17分16秒922で初優勝した。
台風の影響でスタート時間が早くなり、また周回数が14周から12周に変更になった。
決勝レース直前で、路面は若干濡れている状態だったが、数台はスリックタイヤをチョイスした。
スタートはポールポジションの嶋田誠が好ダッシュ、トップで1コーナーに入った。2位に予選3位の佐藤駿介が上がった。予選7位の橋本陸が絶妙なスタートを決め2周目には3位順位を上げてきた。
レース序盤から予選5位の大津が全車より1秒速いラップで、トップを追い始め4周目の1コーナーで嶋田をパスし、その後もペースを緩めず最終的には2位の板倉慎哉に14.604の差をつけトップでチェッカーを受けた。
3位には予選14位からスリックでスタートした上村優太が入った。
また今回のレースで、今シーズンのチャンピオンが決まる可能性がある石坂瑞樹は、予選8位からレインタイヤでスタート、着実に順位を上げていき、ポイントランキング2位の嶋田を最終ラップのスプーンカーブでパスし、最終戦を残してシリーズチャンピオンを決めた。
- 優勝した大津弘樹のコメント
- 「スタート直前にスリックタイヤでも走れると思い、タイヤ交換を致しました。タイヤが温まってからは非常に運転しやすく、落ち着いてレースをまとめることができました。またF1の前座レースにも出ますので今度も勝ちたいと思います」
- シリーズチャンピオンを決めた石坂瑞基のコメント
- 「今年は絶対にチャンピオンを取ると決めて、参戦しましたのでチャンピオンを取れて嬉しいです。来年は鈴鹿サーキットのスクールに参加して、もっと速く走れるようになりたいです。」
Photo: Motorsports Forum
Nobumitsu Ohtake