Japanese F3

F3第17戦 TIスーパー耐久&F3レース 決勝


うれしい初優勝の吉本 (Photo: K.Takeshita)

 7日、TIサーキットでF3第17戦決勝が行われた。レースは、雨がぱらつく予選でポールを奪った吉本がスターティンググリッドを通り過ぎバックギアで正規のポール位置に戻るというハプニングで始まったが、吉本はスタートを完璧に決めトップで1コーナーへ。予選2位のモンティン は小暮にインを刺され先行を許すが2コーナーで抜き返し、トップ3は予選順位のままレースが始まった。その後、星野、平中、長屋と続く。
 トップ3は、モンティンが吉本に、小暮がモンティンにたびたび襲い掛かるが順位は変わらず、バトルを続けながら星野以下の後続を引き離す。
 しかしついに13周目にこのレースのハイライトシーンが訪れる。1コーナーでモンティンのインを刺した小暮が先行、しかし次の2コーナーではモンティンがインから仕掛け、小暮はたまらずコースアウト、リタイアとなった。
 レースはこのまま終了。モンティンの執拗なアタックを退けた吉本が一度もトップを譲ることなくポールトゥウイン。F3初優勝を飾った。

・ウイナー吉本大樹のコメント
 前半戦はかみあわず満足なシーズンを送れなかったが、後半は良くなってきた。今日は予選からセットが決まりポールを取れた。スタートでトップに立てば後ろの2台がやりあう展開になるので勝てると思った。

・2位のパウロ・モンティン
 2位で満足だ。グッドファイト。レースをエンジョイした。吉本はミスがなく抜けなかった。

・3位の星野一樹
 予選で雨がぱらついでラッキー。4位のポジションだったので前の3台に絶対に喰いついていこうと思った。満足はしていないが、小暮がリタイヤして表彰台に乗れてよかった。

2002年9月7日 TIサーキット英田(岡山県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
PNo.DriverCar/EngineLapTime
133吉本 大樹Dallara F302/3S-GE1827'16.406
27パオロ・モンティンDallara F302/3S-GE180.739
311星野 一樹Dallara F302/MF204B184.390
437平中 克幸Dallara F302/3S-GE184.785
52長屋 宏和Dallara F302/MF204B185.172
68横溝 直輝Dallara F302/3S-GE188.521
736片岡 龍也Dallara F302/3S-GE189.485
812富澤 勝Dallara F302/SR20VE1821.685
93マチュー・ザンガレリDallara F302/3S-GE1824.168
1064佐藤 晋也Dallara F302/MF204B1824.363
1118佐々木 孝太Dallara F302/3S-GE1824.916
125西村 秀樹Dallara F302/3S-GE1825.774
------- 以上規定周回数完走 --------
 1小暮 卓史Dallara F302/MF204B185 Laps
  • Fastest Lap: #7 パオロ・モンティン 1'29.543 on Lap 11 148.876km

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