ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP '95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC GTインサイド・レポート No. 3 1995/ 6/ 23 FMOTOR4版 ---------------------------------------------------------------------------- GTA専有フリープラクティス 7.993GT2のリードがトップ! 昨年の優勝者、長谷見のR33も好調 時折霧雨の降るというはっきりしないコンディションの中で、'95GTC第3戦 仙台ハイランドのフリープラクティスが行われた。 完全なウエット状態で午前中の1stセッションは行われ、#30綜合警備PORS CHEの田嶋栄一がベストタイムを記録。午後の2ndセッションでは霧雨が止み、 後半に山側のコースのライン上が乾きはじめ、ほとんどのマシンがカットスリック に履き換えての走行が可能となった。このような状況の中、チーム・タイサンのA. リードが始めて993GT2を走らせたにもかかわらず、1分57秒489という今日の総 合トップタイムをたたき出した。 “富士スペシャル”と思われていた993GT2がトリッキーな仙台ハイランドでも 速いことを証明した。 昨年の優勝者である長谷見昌弘は1st/2edセッション共に2位のタイムを記録 し、コンスタントに仙台で速いことをアピールしている。 コースコンディションがコロコロ変化するため、完全にセッティングを詰めた チームが少なかった。ミッションを例に取るとトムスのように6速すべてを使って 走るセットを行うチームとリードや長谷見のように4、5速までしか使わずトップ ギアを殺して走るチームに分かれている。 夕方に予定されていた3rdセッションは、霧のためにキャンセルされた。 8.GTA専有フリープラクティス タイム(非公式) ウエット→ハーフウエット ドライバー マシン タイム --------------------------------------------------------------------------- 1 A.リード/近藤真彦 #35 タイサン スターカードGT-2 1'57.489 2 田嶋栄一 #30 綜合警備PORSCHE 1'57.509 3 長谷見昌弘 #3 ユニシアジェックススカイライン 1'57.765 4 関谷正徳/M.クルム #36 トヨタ カストロール スープラ 1'58.102 5 E.コマス #38 トヨタスープラ 1'58.734 6 影山正彦/星野一義 #1 カルソニックスカイライン 1'58.738 15 竹内浩典/松本晴彦 *7 RE雨宮Super G RX7 2'03.371 9.トップタイムを記録したA.リードのコメント 「レインタイヤで走った午前中のセッションはオーバーステアに悩まされたが、 コース状況が良くなった午後はカットスリックに履き換えて走った。コンパウンド が硬すぎてグリップは低かったものの、マシンのバランスはかなり良くなった。そ れにエンジンの調子も良かったのでベストタイムを出すことができた。ヨコハマは 今日得られたインフォメーションを基に、決勝日が雨でも良いレインタイヤを用意 してくれると思うよ」 GTアソシエイション事務局 インサイドレポート担当 古屋 知幸 = MGG01235=