COSMO OIL RACING TEAM CERUMO '94全日本F3000選手権第4戦 決勝 激しい追撃も表彰台に届かず  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1994年5月22日 鈴鹿サーキット 観客:46,000人 天気:晴 コース:ドライ 気温:23.5゚C 路面:37゚C 1994年全日本F3000選手権第4戦の決勝レースが5月22日、鈴鹿サーキットで開催 された。COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライバー、黒澤琢弥は2列目のからスタ ート、コンスタントな走りで序盤を切り抜け、終盤に追い上げをかけたが惜しくも届 かず、4位でフィニッシュ。これによりシリーズポイントを3つ増やして7とし、ラ ンキング6位となった。 ■モーニング・プラクティス(8:10~8:40) 夜半に降った雨のため、路面は一部ウェット。黒澤は、スリックタイヤでコースに出 たが、S字コーナーで水たまりに乗ってコースアウト。ダメージは少なく、フロント ウイングの左翼端版を壊したにとどまった。これをノーズごと交換し、再度コースイ ン。路面がドライになってからは、1分50秒291の6番手までタイム上げプラクティ スを終了した。 ■決勝レース(14:15~/34周) スタート直前にエンジンを止めたマシンが出たため、スタート進行を中断。レースは 1周減らされ、34周で争われることになった。黒澤はスタートを無難にこなして、予 選順位通りの4番手で1コーナーを通過。序盤をコンスタントに走り、後半に追い上 げる作戦を採った。18周目に直前を走る選手がスピンし、危うく巻き込まれそうにな るなどの危機を無難に切り抜け、後半に激しい追い上げを開始する。ラスト2周でこ のレースの自己ベストになる1分46秒266を記録し、3位の選手を追い上げ0.6秒差ま で追い込んだが惜しくも届くかず、4位でゴールラインをくぐった。 ◆黒澤琢弥選手のコメント 朝のスピンは水たまりに、乗っただけ。ドライでのマシンは非常に良いです。決勝の スタートは自分では納得できないものでした。結局、ここでレースの結果が出たよう なものです。マシンもタイヤも良好でコンスタントなタイムが出せました。それだけ にこの成績では満足は出来ません。次の菅生は、チームも僕も得意なタイプのコース なので、きっちり結果を出したいと思います。 ◆チーム監督のコメント 決勝のスタート直前に、状況を考えて、若干ダウンフォースを減らすセッティングを しました。マシン自体は、良いバランスを得ていました。スタートでもうひとつ前に 出ていれば、また違った展開になったと思いますが、結果がすべてですから。ポイン トを取れたことで良しとします。次の菅生は、チームが得意とするサーキットなの で、優勝を目標にがんばります。 ●記 録 No.11 黒澤 琢弥 コスモオイル ローラT94 無限 BS 決勝:4位/35周 タイム:1:01'21.353 ベストラップ:1'46.266/32周