'94全日本GT選手権 Rd1 富士スピードウェイ Date 5/01 4月30~5月1日 GT インサイド・レポート 10 for FMOTOR4 36.#14 CCIあめんぼうシルビア 由良拓也のムーンクラフトは金曜にエンジンを壊してしまい、新品のエンジンと交 換して予選に臨むこととなったが、不安はスカラインGTRのVスペック用ブレーキ をそのまま使っていることで、さすがにGTカー用としてはキャパシティが不足して いるようだ。 このブレーキを強化した後ではじめてコーナーリングのセッティングを行うことに なる。 2リッターという小さなターボエンジンであるため、決勝レースの燃費もきついと 思われる。 “あめんぼう”の威力を発揮できるだけでなくブレーキの不安がなくなるため、明日 は雨に望みをつなぐこととなるだろう。ムーンクラフトでは、既にAPのブレーキセ ットを外国屋に注文しているという。 37.大会アナウンサーに意外な過去? 現代のスーパーカーの競演ともいえる本レースの大会アナウンサーを務める竹中ひ ろみさんが、ひと昔前のスーパーカー・ブームの時に“スーパーカー・ショウ”でキ ャンギャルをやっていたという噂がパドックを流れたが、事実は単に司会の仕事をや っただけ。ただ、その頃はキャンギャルという存在はなかったために、すでに多数存 在したカメラ小僧のシャッターの標的になっていた事実はあったようである。 38.#37 グレコ・レーシング・スープラ シフトポイントのスープラは、エンジン交換を無事に終了した。昨日のトラブルの 原因は、オルタネーターの不調で充電ができず、そのためにオーバーヒートとなって しまった。朝のウォームアップがエンジンの“ならし”となるようだ。 39.後方スタートは6台 本日の決勝レースでは、カーナンバー40、29、88、77、37の5台が『全 日本GT選手権統一規則第3章25条1』により、後部スタートとなった。これらの チームは昨日の予選で、午前中の第1回目予選をセッティングについやしたチームと、 2人目のドライバーのタイムアタックを午後に懸けていたチーム。午後の2回目公式 予選が始まってすぐに雨が落ちはじめたため、各チーム、タイムが上がらずにポール タイムの110パーセント以内を記録することができなかった。後方スタートは、# 25FEDEXニッサンGT-Zを加えて計6台。 提供:GTアソシエーション事務局 古屋 知幸 = MGG01235 =