全日本GT選手権

GTインサイドレポート9

'94全日本GT選手権
Rd1 富士スピードウェイ                              Date  4/30   17:30
4月30~5月1日
GT インサイド・レポート 9                                 for FMOTOR4
31.*33 ミューズオイルow RX-7
 13Bと20Bのロータリーエンジンはリストリクターを免除されることとなっ
たため、アムゼのRXー7はオリジナルの性能で走れることとなった。13Bロー
タリーは37㎜のリストリクターを装着することによって、300馬力から190
馬力まで大幅に出力が落ちてしまうという。JSSと比べると80㎏重くなってい
るが、N1のスカイラインGTRとはいい闘いをするものと思われる。決勝レース
では、温度が上がったらリアのみタイヤを交換する予定で極力ピットでのロスを減
らして闘うようである。
32.にわか雨にたたられた予選2回目
 午前中は、気温が17度とそれほど高くなかったが日差しもあり、路面温度も26
度以上とまずまずのコンディションだった。何とかもつのではと思われていたFI
SCOの天気だが、2回目の予選が始まる直前からポツポツと雨粒が空から落ちて
きてしまった。予選開始時には、路面はほぼウェット状態。気温も15度で肌寒い状
態となってしまった。さて、明日の決勝は、晴で午後ところによっては、雨という
微妙な予報なのだが。
33.無意味な走行はせず。カルソニックは走行を見合わせる
 午後の予選でさらにタイムアップを狙っていた#1カルソニック・スカイライン
だが、天候を見ながら待機していたが、路面がウェットとなった時点で予選走行を
見送った。課題が空力面だけに、この状況での走行はプラスにならないと判断した
ためだ。
34.またもや必死のエンジン換装
 事前のテストでエンジンを壊した#37グレコレーシングスープラだが、午前の
走行でまたもやエンジンを痛めてしまった。そこで午後に雨が降ったこともあり、
再度のエンジン換装を試みることとなった。エンジンだけでなく、トラブルの原因
となった熱の問題を改善するために、ボンネットに空気を流しこむスリットを切り
込む作業も行うこととなった。メカニックには連夜の大修理となるが、ここが腕の
見せ所! ガンバレ!!だ。
35.雨の山路が本領発揮だ!
 このGTではじめて4WDスカイライン、#24コクピット館林GT-Rに乗っ
た山路慎一。マシンを自分のものにするために、午前の予選でもひたすら走り込み
を行った。午後の予選でも、雨の中で必死の走り込み。そして、この予選のトップ
タイム1分51秒844を記録した。山路は、フォーミュラ・トヨタやJSSでも
雨のレースでは抜群の速さをみせるドライバーだ。今後、山路が4WDの走りを身
につけたら、これは各チームの驚異になるのではないだろうか。ま、とりあえず明
日は雨ごいという手があるのだが。
                    提供:GTアソシエーション事務局
古屋 知幸   = MGG01235 =


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