全日本F3000

TOM'S F3000ニュース 決勝

《TOM'S:全日本 F3000 ニュース》       11月14日(日)
 【第11戦:ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿】
 天 候:晴れ        路面:ドライ
 観客数:46,000人     サーキット:鈴鹿サーキット
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        36関谷正徳 予選第5位/決勝リタイヤ
        30野田英樹 予選第23位/決勝リタイヤ
☆ 国内のトップフォーミュラとして、僅差で高いレベルの争いを繰り広げられて
 きた1993年全日本 F3000選手権シリーズも最終戦を迎え、このミリオンカードカッ
 プレースで全ての戦いにピリオドが打たれることとなった。
・ この混戦の F3000に今年から挑戦したトムスは、有終の美を飾るべく、このレー
 スに前回の富士で、全日本 F3000初挑戦ながら素晴らしい力走を見せた国際 F3000
 ドライバーの #30野田英樹、そして #36関谷正徳の二人にティラノス・トムス93
 Dを託した。
  ティラノスグレーとホワイトにきれいにカラーリングされたお揃いのマシーンと、
 ベテランとフレッシュな組み合わせのドライバー二人は注目を集め、土曜日の公式
 予選日からピット、パドックで賑わいを見せていた。
・ そんな土曜日を、皮肉にも天候が邪魔をした。
 午前中は雨こそ降らなかったものの、前日雨を降らせた雨雲は遠ざかる気配はなく、
 予報では午後に向けてむしろ悪くなると伝えていた。
  このため、各チームは午前中の公式予選1回目が勝負とみた。
 その予選第1回目は、10時にスタート。 水溜まりが残るコースにそれぞれの思い
 を秘めた F3000がコースインしていった。
   #30野田、#36関谷の二人は、グリーンシグナル点灯と同時にピットアウト。路面
 状況を確かめながら走行していった。
  しかし、ここから二人の明暗が別れた。
 マシンの調子が思わしくなく、ほぼ毎ラップピットインを強いられる野田と、路面
 状況の変化にタイヤを的確に選択しながら順調にタイムアップしていく関谷正徳は
 まさに正反対であった。
  結局、終了間際の路面状況がよかった時にタイムアタックした関谷は、混雑した
 コース上で1分48秒574 を記録し、日本人トップの5番手となった。
  #30野田は最後の1分まで残り時間を使いきる周面を見せたが報われず、23位に留
 まった。
  午後2時10分からの予選2回目は、天気予報通りの大雨に見舞われ、挽回を図る
 ため真っ先にコースインした野田の決意むなしく赤旗中止となった。
☆ 日曜日は昨日の雨が嘘のような快晴の中、無事決勝が行なわれた。
 タイムスケジュール通り、午後1時30分スタート。
・ オープニングラップを #25チーバー、#61ダニエルソン、#21ラッツェンバーガー、
  #20スコット、#11アーバイン、#10フレンツェン、#1マルティニ#36関谷で通過する。
  #30野田は順調にスタートするが、二人をパスしてポジションアップを果たした3
 周目デグナーでコースアウト。 マシン後部にダメージを負ってしまいリタイヤと
 なった。
  一方、関谷は、1分51秒から52秒台のペースで7位から8位を周回いながら機会
 を狙っていたが、18周目の第1コーナーで明らかにペースが落ちていた #10フレン
 ツェンを抜こうとしてアウト側に押し出されてしまい、悔しいリタイヤとなってし
 まった。
・ レースは3周目にダニエルソンがチーバーをかわしてトップに立ち、そのままフィ
 ニッシュした。
 チーバーが2位、アーバインが4位に終わったため、8周目にエンジントラブルで
 リタイヤしながらも、#19星野が結果的にシリーズ・チャンピオンに輝き、今シーズン
 の全日本 F3000選手権シリーズの幕は降りたのである。
※ リザルト省略
           提供:(株)TOM'S テクニカルセンター
          * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *


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