LEYTON HOUSE RACING TEAM PRESS INFORMATION F3000タイヤテスト 1990年9月11日 火曜日 鈴鹿サーキット 9月23日のレースに向けてのタイヤテストが、9月11~12日にかけて行われ る。今日はその1日目。レイトンハウスの2台は、8月20、21日のテストの時と ほとんど同じ仕様の車を持ち込むが、それに加え新仕様のフラップと翼端板を持つフ ロントウイングを用意している。 クリスチャン・ダナー、関谷正徳ともに前回のテストでは試せなかった新しいレー ス用ソフトコンパウンドのタイヤを履いてコースイン。数周のウォームアップのあと、 まず関谷が1分52秒63を出す。その後も10周にわたり52秒後半か53秒前半 をコンスタントに記録。順調な滑り出しを見せる。ダナーも54秒から55秒で数周 したあと、1分52秒85のベストタイムを出し、順調なところを見せていたが、1 5周を過ぎた頃にリアのホイールが破損するという思いがけないトラブルに見舞われ コースアウト。午前中の走行をそこであきらめることになってしまう。ダナーの車は フロントの翼端板とアンダーフロアを破損したが、午後の走行までには修復可能であっ た。 なお、午後のテスト中、関谷がクラッシュ。レースが2週間後に控えているため、 チームではそこでテストを中止。12日の走行もキャンセルする決定を下した。 ●タイムデータ 順 ドライバー 午前 午後 ------------------------------ 1 片山 右京 1分52秒18 1分47秒98# 2 星野 一義 1分51秒84 1分48秒35# 3 V.バイドラー 1分52秒78 1分48秒84# 4 小河 等 1分52秒54 1分49秒18# 5 M.マルティニ 1分53秒00 1分49秒48# 6 影山 正彦 1分52秒42 1分49秒60# 7 長谷見昌弘 1分51秒69 1分49秒60# 8 中谷 明彦 1分53秒14 1分49秒76# 9 松本 恵二 1分52秒71 1分51秒08# 10 J.クロスノフ 1分51秒39# 1分52秒64 11 R.チーバー 1分52秒05 1分51秒46# 12 佐藤 浩二 1分53秒00 1分51秒60# 13 E.ベルタッジア 1分52秒70 1分51秒95# 14 関谷 正徳 1分51秒94# 1分52秒09 15 松田 秀士 1分52秒32 1分52秒05# 16 高橋 国光 1分53秒25 1分52秒18# 17 T.ダニエルソン 1分53秒66 1分52秒34# 18 中子 修 1分54秒87 1分52秒47# 19 和田 孝夫 1分52秒65 1分52秒52# 20 M.S.サラ 1分53秒48 1分52秒52# 21 鈴木 利男 1分52秒91 1分52秒63# 22 C.ダナー 1分52秒85 1分52秒76# 23 岡田 秀樹 1分52秒88# 1分52秒90 24 金石 勝智 1分54秒38 1分53秒18# 25 茂木 和男 1分53秒45# ----- 26 黒沢 琢弥 1分53秒97# ----- 27 R.ラッツェンバーガー 1分54秒16# ----- 提供:レイトン・インターナショナル なお、この鈴鹿のテストでは、F3で活躍する古谷直広選手などが童夢チームのオー ディションを受けており、古谷選手は来シーズン、童夢からF3000に出場する公算が強 い模様。