全日本F3000

F3000:プロミス&レイナードRT8戦

1991年9月9日
-1991年全日本F3000選手権シリーズ第8戦-
Noppon Shinpan SUPER CUP Rd.4 FUJI CHAMPIONS
台風の影響でレースは延期?
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 前回、同じ富士スピードウエイで行われた第7戦では、2位を走りながらもエンジン
トラブルでリタイアとなった25番ロス・チーバー。チームでは、マシンセッティング
をさらに煮詰めてこのレースに万全の体制で臨んだ。
 [9月7日:予選]台風15号が接近中だが、予選は好天の下、ドライコンディション
で行われた。しかも気温は28℃にまで上がり、残暑の中でのタイムアタックとなった。
今回ロスは、予選B組で出走。午前中に行われた1回目の予選では1分17秒850の
タイムでB組2番手のポジションを得た。午後はさらにタイムアップすべく、チームで
はマシンセッティングに手を加え、その結果「午前中よりマシンの調子は良くなった」
とロスは話す。予選時間終了間際のタイムアタックで1分17秒532へとタイムアッ
プを果たしたが、2回目のセッションが始まってから富士スピードウエイの長いストレ
ート区間が向かい風となり、「トップスピードで3㎞/hのロスになった」とロス。わ
ずか0.012秒クラストップの片山右京選手におよばず、B組2番手のまま、総合の
予選順位は4位。前回と同様2列目アウト側のスターティンググリッドが決まった。
 [9月8日:決勝]台風の接近にともない富士スピードウエイは前夜からの雨が朝も
降り続いていた。コース上は雨水で溢れ、所々に水溜まりができていた。前日のうちに
台風直撃に備え、その前日にレースが進行できるよう主催者によってタイムスケジュー
ルの変更が行われていたが、その努力の甲斐なく、朝からF3000の走行には危険なコンデ
ィションとなっていた。そのため、7時44分に決勝レースの中止が決定された。今回
のレースは、12月1日に開催予定のユーロマカオF3リーグの予選日となる11月3
0日開催を目指し、JAF等との調整が行われることになった。
ドライバー&チーム監督コメント
●ドライバー/ロス・チーバー(Ross Cheever)
マシンはずっと進歩してきているし、昨日の予選も2回目のセッションではかなり良い
状態だったんだ。ただ、ストレートで向かい風だったから、あとわずかの差でポールポ
ジションを逃がした。とても悔しかったよ。今日は、この雨じゃしょうがない。次のチ
ャンスにまた頑張るだけだ。
●チーム監督/本間 勝久(Katsuhisa Honma)
これだけ雨が降っているとクラッシュするクルマも多いでしょうし、危険ですよね。走
り出すと前のクルマが跳ね上げる水飛沫が霧のようになって、後続車は視界が利かなく
なりますから、もしレースをやったとしたらかなり荒れてたでしょう。レースは中止と
なりましたが、チャンピオンシップの掛かったレースとして12月に延期されて開催さ
れるかもしれませんし、その時は今回の予選順位が有効となりますので、まだまだ勝負
はこれからと言えるでしょう。
 レースデーター
●開催日/9月7日(予選)~8日(決勝)
●開催地/富士スピードウエイ(静岡県):1周4.470㎞
●主催者/ビクトリサークルクラブ(VICIC)、富士スピードウエイ
 FISCOクラブ
●観客数/決勝日:公式発表なし
●天 候/予選日:晴れ、気温28℃/決勝日:雨、気温22℃
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 提 供             プロミス&レイナードレーシング事務局
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