全日本F3000

F3000:プロミス&レイナードRT2戦

1991年3月25日
1991年全日本F3000選手権シリーズ第2戦
全日本F3000選手権レース in AUTO POLIS
ス タ ー ト 直 後 の 接 触 で 無 念 の リ タ イ ア
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開幕戦の鈴鹿では、オープニングラップでの接触、そして数周でリタイアで終わった25
番ロス・チーバーだったが、第2戦、すべてのドライバーにとって初めてのコースとな
るオートポリスへは、すっかり気持ちを切り替えてのサーキット入りとなった。予選日
の朝「寒いね」と言いつつも、「走り始めれば暖かくなるよ。調子はいい」と元気な表
情。
「3月23日:予選」午前中に行われる予選1回目は、前日までの雨の影響でコース上
はウェットコンディション。途中1コーナーでスピンを喫したが予選A組3番手のタイ
ム(1分41秒806)をマークした。午後は曇り空ながらコンディションはドライとなった
。ここで、予選用タイヤを2セット使う。1セット目は路面コンディションとマシンと
のマッチングが良かったが、「朝スピンしているから確実に80%の走りで走った」とチ
ーバー2セット目にかけるが気象状況の微妙な変化でハンドリングが変わってしまった
。「1セット目で100%の走りをしていればポールタイムを出せたと思う。マシンはわ
ずかな状況変化でハンドリングを変えるけれど、セッティングは良い方向に向かってい
るから明日の決勝レースは期待できると思う」と、レースに望みをかけるチーバー。1
分32秒052のタイムで総合8位のグリッドが決まった。
「3月24日:決勝」朝のウォーミングアップ走行では星野一義選手に次ぐ2番手のラ
ップタイム(1分33秒234)をマークしたロス・チーバー。レース用のマシンセッティン
グは良い状態であることが確認された。今日は、これまでとうって変わって好天に恵ま
れ、絶好のレース日よりとなった。スタート時点で気温は16℃、路面温度は32℃までは
ね上がった。路面から陽炎が立ちのぼる中、スタートが切られようとしたとき、グリッ
ド後方のマシンがエンジンストップ。スタートのやり直しとなる。約45分遅れで再スタ
ート。チーバーは8番目のグリッドからジャンプアップし、4番手につける。ところが
、そこで片山右京選手との競り合いの中で接触、タイヤがパンクしてピットへ戻ること
もできずにリタイアとなった。こうして1周することもできずに第2戦は幕を閉じたの
であった。結果としてリタイアとなったが、予選/決勝を通じてマシンの調子も良く、
次回、4月13~14日富士スピードウェイでの全日本フォーミュラ3000選手権シリー
ズ第3戦にご期待ください。
ド ラ イ バ ー & チ ー ム 監 督 コ メ ン ト
●ドライバー/ロス・チーバー(Ross Cheever)
 再スタートの出来は抜群に良かった。4番手につけることができたからね。右 京選
手が行く手を塞いだから接触してしまい、左のタイヤがパンクしてしまっ た。残念だ
が、今回はそれだけしか話すことはない。
●チーム監督/本間勝久(Katsuhisa Honma)
 予選からマシンのバランスは良かったうえに、決勝日朝のウォーミングアップ でも
良いタイムが出ていたので、期待していただけにとても残念でした。ピッ トまで戻っ
てこようとしたらしいですけど、タイヤがパンクしてしまったので 無理だったようで
す。スプリントレースでのピットインは、致命的ですが、完 走することも意義のある
ことですから。このレースの前に行った富士スピード ウェイでのテストでは良い結果
が出ているので、次のレースで頑張ります。
 レ ー ス デ ー タ
●開催日/3月23日(予選)~24日(決勝)
●開催地/オートポリス(大分県):1周 4.674km
●主催者/ジュピターレーシング&スポーツカークラブ、(株)日本オートポリス
●観客数/予選日:6400人/決勝日:73000人
●天 候/予選日:曇り/決勝日:晴れ、気温16℃、湿度50%
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 提 供             プロミス&レイナードレーシング事務局
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