MAZDASPEED INFORMATION 平成3年7月21日 全日本富士500マイルレース 決勝レース結果 マツダ787B、価値ある4位入賞 マツダ787は8位で完走 7月21日の全日本富士500マイルレースに出場したマツダスピードチームの決勝 レース結果は以下のとおり。 レースは、カーNo.201「レナウン・マツダ787B」はJ.ハーバート、カーNo. 202「マツダ787」は従野孝司がスタートドライバーをつとめた。スターティン ググリッドは、No.201が9位、No.202は11位であった。なお、レースがスター トした12:00の時点で、観客動員数は71,300人(主催者発表)であった。 スターティンググリッドのオーダー順にオープニングの数ラップは進行。10周目に 大きなクラッシュが発生した際、No.201のJ.ハーバートがドライバーの救出のた め単身事故車に駆け寄った。この勇気ある行動のために2周半を失い、順位を11位 まで落とした。しかし、その後猛烈に追い上げ、上位車を次々とパス。また、天気が 快晴だったため気温が高く、タイヤやブレーキにトラブルを起こす車両が続出したが、 No.201にはトラブルは皆無であった。中盤には7位に浮上、107周目にはNo.1 00を、またその後にNo.18を抜き、4位のポジションを獲得した。124周目にJ. ハーバートからB.ガショーに最後のドライバーチェンジ。ガショーは1分23秒台 で猛チャージを続け、ポジションアップのチャンスを狙った。 しかし、156周以降は先行する周回遅れの車両にブロックされたため、上位車との 差をつめることが叶わず、176周目のゴールは4位でチェッカーフラッグを受ける ことになった。序盤J.ハーバートが救出活動で5分近くを失っているにもかかわら ずノートラブルで果敢に走り続け、4位に入賞したNo.201のこの結果は、ル・マン でのマツダ車の活躍を証明する、価値あるものとなった。 No.202マツダ787は、従野と寺田用次朗のベテラン組が、No.201同様トラブ ルフリーで周回を重ねた。終盤に寺田がドライブ中、先行する車に追いつき、抜くチャ ンスをうかがっていたところ、Bコーナーの立ち上がりで勢い余ってフロントノーズ が先行車に接触。ラジエーターを損傷してしまった。ラジエーターを交換するために ピットで14分を費やしたが、その後はやはりトラブルフリーで走行を続け、8位で レースを終了した。 提供:マツダスピード