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Japanese F3

F3-Rd3:富士決勝レースリポート(再掲載)

★’92全日本フォーミュラ3選手権第3戦
●レイド、大バトルの末3連勝に輝く
 5月3日、富士スピードウェイで開催された全日本F3選手権シリーズ第3戦
は、暖かな春の日差しの中、予選2位の高村との目まぐるしいトップ争いの末に
最終ラップでトップの位置を奪取したアンソニー・レイドが優勝を飾った。
 レイドは今季緒戦から3連勝。ポイントを27点に延ばし、2位に押さえられ
た高村一明の11点からは16点差と大差を付け、今季チャンピオンへと確実に
ポイントを加算した。
 ------
 ダミーグリッドについたF3マシンは、まるで年末の「インターF3リーグ」
を髣髴とさせるウィングセッティングが多かった。予選上位者の中でもイン側2
列めの3番レイドや、アウト側4列目のビルヌーブ等は上段のウィングを完全に
取り払って、最高速を重視した戦略か。その他、アウト側2列目のリデル等は幅
3センチほどのステイとしか見えないようなウィングを上段に装備している。
 フォーメーションラップが終了し、グリッドに整列する段になって28番柴原
が緊急ピットイン。ミッショントラブルのためそのままリタイアとなってしまっ
た。
 決勝スタートでは予選イン側先頭の44番ビスコがそのままインをキープし、
そのアウトを19番高村がうかがうが捉えきれずに1コーナーをクリア。その後
を3番レイド、9番リデルがピッタリとくらいついている。
 しかし、このスタートでビスコがフライングを侵していたことがその後発表さ
れ、レース結果に60秒加算のペナルティとなってしまった。せっかくの好位置
だっただけに、悔やまれるところだった。
 1周を終了して最終コーナーを立ち上がってきたのは、高村だった。しかし、
ストレートを走りきり1コーナーに飛び込むまでに、うまくスリップを使ったビ
スコに巧妙にインを取られ、再びトップが交代した。
 しかし、ふたたび最終コーナーをトップで現れたのは高村だった。ビスコは3
番レイドにも抜かれ、3番手まで順位を落としていた。が、レイドのスリップよ
りインに飛び込んで、再び2位に浮上する。
 3周目を終了し、今度はレイドがトップで1コーナーに帰ってきた。高村・ビ
スコはそのすぐ後に続く。目まぐるしく変わるトップ争いに、観客も興奮ぎみだ。
 ここで30番マッチこと近藤真彦が、ミッショントラブルに泣いてリタイアに
なってしまった。
 4周目も高村がトップで最終コーナーをクリアしてくるが、直線重視のセッ
ティングのレイドに、再び1コーナーでトップの座を明け渡してしまう。
 どうやら高村のコーナー重視のセッティングは、各コーナーの立ち上がりでは
十分なトラクションで優位に立てるようだが、長い直線でレイドの攻撃を防ぎき
れるほどの優位性はないようだ。
 5周目を終了した時点で、今度は3位争いも激しくなり、ビスコの後に続いて
いたクリステンセンがストレートでかわしてきた。トップは高村が再び奪い返し
ている。中段グループも激しいバトルしており、レース全体から目が放せない。
 レースが1/3終了した7周目の時点で、レイドが高村のインに付くと見せて、
大きくアウトから抜き、1コーナーから飛び出してゆく。2台の争いにぴたりと
ついてゆこうとするクリステンセンも加え、トップ争いはますますヒートしてゆ
く。
 9周目には、ストレートでのスリップからインを奪った高村がレイドをトップ
から引きずりおろした。また、4位まで順位を落としたビスコをリデルが抜く。
ビスコはフライングスタートにショックを受けたのだろうか? 走りに精彩がな
い。
 10周目になると、ビスコがリデルを抜き返して戻ってきた。トップから中段
まで、激しいバトルはまだ続いている。
 ここで24番嶋村健太がクラッシュ!!! マシンは一転して燃え上がった。
ドライバーはすぐさま脱出し無事だったのが不幸中の幸いか。マシンの火災も、
マーシャルの迅速な消火作業で事なきを得た。
 13周目、激しく高村を攻めたてていたレイドが、トップで最終コーナーから
戻ってきた。すぐさまスリップに入り、トップの座をアウトから死守しようとす
る高村だが、手堅くインをキープしたレイドを捉えることができない。
 14周目、中段グループで争っていた西垣内の前輪と後輪の間に、奥貫の前輪
がからみ、2台は1コーナーからダートへと飛び出した。西垣内は再スタートを
切れたが、奥貫はそのままリタイアとなった。
 中段グループの争いはますますヒートし、次の周にも、5位争いをしていたビ
ルヌーブをかわそうとした井上がオーバースピードで1コーナーに突っ込み、
ハーフスピン状態からは体制を立て直すことはできたが、大きく順位を落とす結
果となった。
 16周目、最終コーナーからトップで帰ってきたのは、高村だった。レイドも
すぐにかわそうとアウトから仕掛けるが、トップ再奪取はかなわない。この後、
トップは4周にわたって高村が押さえきり、このまま高村優勝かと思われた。
 しかしそのファイナルラップ。
 1コーナーへのアプローチで、終始インを閉めてトップの座を守り通そうとす
る高村の一瞬の隙をつき、レイドはアウトからやや強引に高村に並びかけた。1
コーナーを2台並んだ状態でクリア。しかし、次のコーナーでは1コーナーのア
ウトがインになった。レイドはこのままトップの座を守り抜き、最後の最終コー
ナーで横に並びかけようとするが届かず、ついにレイドの優勝でチェッカーを迎
えることになった。
 2位には高村、3位にはクリステンセン、4位にリデル、5位にはビスコが
チェッカーを受けたが、ペナルティにより後退し、代わりにビルヌーブ、6位に
は井上が入賞した。
 今回のレースは、ウィングセッティングとドライバーの気迫により、目まぐる
しいバトルとなった。チーム・ドライバーの能力が近年になく接近した今後のF
3レースに期待が膨らむ。
      参考:富士スピードウェイ場内放送
      FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630


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