COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 全日本F3000選手権第2戦 決勝 オーバーステアに苦しみ、惜しくも表彰台を逃す  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1992年4月12日 富士スピードウェイ 観客:64,000人 天気:曇 コース:ドライ 気温:13.5゚C 路面:14゚C 4月12日、富士スピードウェイで行われた1992年の日本F3000選手権第2戦は、マ シンのレギュレーションが変わり、参加するすべてのマシンが92年型の新型シャシー となった。この日の決勝レースでは、COSMO OIL RACING TEAM CERUMOも新型のローラ T92を使用し、エディ・アーバインのドライブにより4位でチェッカーを受けた。 決勝レースのスタートで、アーバインはマシンに予選で出たクラッチのトラブルが 再発し、大きく出遅れてしまった。しかし、スタート直前に降った小雨によって、滑 り易くなっていた路面に足を取られ上位陣が次々と脱落。さらにアーバインの頑張り によって5周目には4位にまで順位を上げた。序盤、アーバインはコンスタントに1 分19秒台の前半を記録し、さらに上位をうかがった。 さらに鈴木、星野の両選手が相次いでマシントラブルで脱落すると、アーバインは 24周目に2位に浮上、前を行くカーカッシ選手を激しく攻めた。しかし、このころか らタイヤの消耗によるオーバーステアがひどくなり、苦しいレース展開となった。 ラスト10周は、アーバインが巧みなブロックで順位をキープしようとするが、マシ ンはコーナーのたびにふらつくほどだった。結局、アーバインは4位でゴールし、惜 しくも表彰台を逃してしまった。 ◆アーバイン選手のコメント スタートのトラブルが残念だったな。前に出れれば展開は変わったのに ね。前のマシンを抜くのは難しくないと思ったんだけど、オーバーステ アが酷くなってきてどうしようもなかったんだ。次の美祢は予選がもの を言うから、もう一度最前列に並んで勝負したいね。 ◆チーム監督のコメント 新型のマシンには何の問題もありませんでした。後はタイヤの熟成だけ です。今日は良い勉強になりました。次戦の美祢は、テストでセッテイ ングも決まっているので自信はあります。予選で少しでも前に行って今 度こそ最初にゴールしたいですね。 ◆記録 No.11 エディ・アーバイン コスモオイル ローラT92無限 DL 決勝 4位 45周 タイム:59'43.145 ベストラップ:1'18.573/41周