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SUPER GT第6戦富士予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

■雨のスーパーラップは意外な展開に
G’ZOX・HASEMI・Zが予選8位、
モチュールピットワークZは同10位を確定

 台風17号の影響による雨があがり、SUPER GT第6戦の公式予選1回目が行われた9月24日(土)午前10時20分時点では富士スピードウェイのコースは徐々に乾きつつあった。
 20分間のGT300の専有走行を経て、GT500マシンのタイムアタックショーが始まった。#1 Zは、1分35秒916のベストラップを早々に記録したが12番手タイム。#22 Zは、専有時間にクルムが出した1分35秒890が11番目のタイムとなった。#12 Zは、前日の練習走行からセットアップが定まらず、このタイムアタックでもベストラップが1分 35秒961の13番手であった。ハンディウェイトなしの#3 Zは、金石年弘がタイムアタックを担当。Z勢トップ、総合5位の1分35秒222を記録し、スーパーラップ進出権を獲得した。

 GT500の公式予選2回目は午後2時50分から行われ、その後続いてスーパーラップとなった。
 1回目の公式予選で11位、12位となったニスモの2台は、この時間を決勝のセットアップに使う予定だったが、ニスモピットは突然の知らせで慌ただしく動いた。1回目予選で2位となった#35スープラが走行後の計量で規定重量不足と判定されたためタイム抹消となり、同11位だった#22モチュールピットワークZにスーパーラップ出場権が回ってきたからだ。
 #22 Zは、15分間の走行時間を使ってスーパーラップの準備を進めたが、その間にさらに降雨は激しくなり、浅溝タイヤから深溝に交換するなど、状況に合わせるのが精一杯であった。GT500スーパーラップの第一走者となったミハエル・クルムはアタックラップに繰り出して行ったが、ウェットとは言え1分53秒902という不本意なタイムで走行を終えた。順位は10位であった。

 1回目予選で5番手タイムを出した#3 G’ZOX・HASEMI・Zは、GT500スーパーラップの6枠目にアタックランをスタートした。15分間の走行時間帯に、低ドラッグ・低ダウンフォース仕様からハイダウンフォース仕様へとセッティング変更を行い、スーパーラップに臨む予定であったが予想外の降雨で計画が崩れ、仕様変更のチェックが不完全なままアタック走行の順番を待つこととなった。雨は弱まったものの急造の空力バランスがマッチせず、金石はハンドリングをコントロールするのに悪戦苦闘してタイムロス。1分46秒724のタイムで8番グリッドを確定した。

 突然の雨によってハプニングが続出したスーパーラップは、1回目の予選で7位であった#32 NSXがスープラ勢を抑えて一躍トップに踊り出て終了した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO



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