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SUPER GT第6戦富士予選1回目 スープラ勢が上位独占!

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 スーパーGT第6戦FUJI GT 300KM RACEの公式予選1回目が9月24日午前に行われ、GT500クラスは#38ZENTセルモスープラ、GT300クラスは#46Dream Cube's ADVAN Zがそれぞれトップタイムを記録した。

 公式予選1回目は午前10時20分にGT300の専有走行から開始された。
 前夜半から早朝にかけて降っていた雨は止んだものの、コース上は大部分が濡れているため、予選開始に先立ってウェット宣言が出された。
 しかし既に行われたカートやインテグラの予選のお陰もあって、レコードライン上は乾き始めている。タイヤ選択に悩む難しいコンディションだが、今回ももてぎ同様このセッションのみでスーパーラップ進出が決まるため、各車一斉にコースに飛び出し、徐々にペースを上げていく。
 最初にトップに立ったのは#62ヴィーマックの柴原真介。タイムは1分44秒282だ。
 しかしすぐに#27ヴィーマック蜜山祥吾、#11フェラーリ田中哲也、#46Z星野一樹らが次々にタイムを更新して柴原を上回ってきた。更には#2ヴィーマック渡辺明、#30MR-S佐々木孝太、#7RX-7山路慎一らもタイムを上げ、専有走行時間が終わったときには62号車は8番手まで後退してしまった。
 この時点でのトップは前回優勝の46号車、星野一樹の出したタイムは1分43秒341だ。2位に#7雨宮RX-7、3位に#11ジム・ゲイナー フェラーリがつけた。

 GT500クラスで最初にトップに立ったのは、久々に登場の#20マクラーレン。ドライバーは田嶋栄一、タイムは1分37秒405だ。
 一方、上位常連組は開始当初は慎重な走行を重ねていたが、コースが乾いていくにつれて次々にペースアップ、#6スープラ脇阪寿一、#12Zブノワ・トレルイエ、#1Z本山哲、#39スープラのアンドレ・クートらがマクラーレンのタイムを上回ってきた。
 タイムアタック合戦は残り5分を切ったところから更に激しくなり、トップから11番手までが1分35秒台にひしめく接戦となった。
 #6脇阪、#36ジェームズ・コートニー、#38立川祐路と、めまぐるしくトップが入れ替わり、その後方で#3金石、#35服部、#8伊藤らも上位に上がってきた。
 第2戦と同様、スープラ勢が優勢なようだ。
 結局、GT500の専有走行は立川が1分35秒012を叩き出した#38ZENTセルモをトップに、2位#35イエローハット、3位#36OPEN INTERFACEと、スープラ勢が上位を独占し、最後の混走セッションへと移っていった。

 GT500、GT300ともにスーパーラップ進出を賭けた最後のタイムアタックに出て行く中、残り11分を切ったところで#37スープラがヘアピンでスピン、そこへ#43ガライヤが避けきれずに突っ込むアクシデントが発生した。コースを塞ぐ格好でガライヤがストップしたため赤旗が提示された。競技団からはこの赤旗を持ってセッション終了というアナウンスがされたが、すぐに残り時間10分で再開、と訂正された。

 数分のインターバルを経てセッション再開。
 ここで#10フェラーリの番場琢がGT300クラス2位にポジションアップ。更に#0NSXの細川慎弥が1分43秒053、更に#62ヴィーマックの柴原真介が1分42秒972と#46Z星野のタイムを上回った。更に#5ヴィーマック玉中哲二、#13Z影山正美らも上位に上がってきたが、セッション終了間際に#46星野一樹が1分42秒830を叩き出して再びトップに躍り出た。
 GT500は上位陣に変動はなく、#38ZENTを筆頭に上位10台中7台をスープラが占める結果となった。NSX勢では#8ARTAが4位、#32EPSONが7位でSL進出。Z勢は#3G'ZOXが5位に入ったものの、#22モチュールは11位、#1ザナヴィは12位、#12カルソニックは13位に終わった。

 公式予選2回目は今日午後2時35分から、スーパーラップは午後3時10分から行われる。

(Text:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)



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