Super Car Race Series

SCR:第3戦富士決勝 C1は飯田/水谷組、C2はナオリュウがともに開幕3連勝

 スーパーカーレースシリーズは17日、富士スピードウェイ(4.563km)で第3戦の決勝レースを行い、28周・51分33秒635でカテゴリー1の飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier DIRECTION 458GT3)が優勝した。カテゴリー2は、ナオリュウ(AGE-AGE-458)が優勝した。

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 第3戦決勝は午後3時45分にフォーメーションラップが始まったが予選2位、飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier DIRECTION 458GT3)の飯田がスタートできず、全車が通り過ぎた後にようやく動き出したものの最後尾に回ることとなった。

 ローリングスタートが切られ、トップで1コーナーに飛び込んだのはポールスタート、高木真一/タカシ組(TEAM KRM GT3R)のタカシ。2位にカテゴリー2ポールシッター、片岡龍也/濱田孝典組(KRM AZEST F458)の片岡が続くが、最後尾から猛然と追い上げてきたのが飯田。飯田はオープニングラップで5位に上がると、2周目には3位、3周目に2位とトップの背後に迫ってきた。

 数周にわたるトップ争いも6周目に決着。ついに飯田がタカシを捉えトップに立つと、タカシは7周目には、片岡をかわして3位に上がってきた伊藤良男/竹内浩典組(優伸・SHIFT SLS)の竹内にもパスされ3位に落ちる。

 2位に上がった竹内が僅差でトップの飯田を追い、やや離されてタカシが続く。しかし、この決着はドライバー交替であっけなくついた。TEAM KRM GT3Rが14周目にタカシから高木に、優伸・SHIFT SLS14周目に竹内から伊藤に、K's Frontier DIRECTION 458GT3が15周目に飯田から水谷にドライバーチェンジすると、前大会トラブルで走れずノーポイントでピットストップ時間の短い、高木が後続を40秒前後離し、大きくリードすることとなった。

 高木はこの後もゆうゆうとトップを快走。最終28ラップ目をファステストラップを更新するタイムで回り、2位以下を1分11秒離してぶっちぎりの初優勝を飾ったかに見えた。暫定2位には水谷が、暫定3位には竹内と続いた。

 しかし、レース後の車検で高木/タカシ組の車両が最低重量違反で失格。優勝が飯田/水谷組、2位が伊藤/竹内組となった。

 カテゴリー2はスーパーGT、2連勝中で波に乗る片岡が、序盤から2以下を大きく離しトップに立つ。しかし片岡で引っ張る作戦が裏目に出て、ドライバー交替時間違反でドライビングスルーペナルティを取られ大きく後退。

 片岡の後ろで、スタートドライバーがドライブ中に2位争いをしていたのがナオリュウ(AGE-AGE-458)、山野直也/滝澤智幸組(KremerGT3RSR)、池田大祐/三沢伸輔組(石松 PORSCHE R.S.R.)の3台。しかし池田/三沢組がドライバー交代後の24周目にトラブルでピットイン。山野/滝澤組も後退し、一人で走りきったナオリュウが2位以下を33秒引き離し、開幕から無傷の3連勝を飾った。

 2位には武井真司/堀田誠組(BINGO SPORTS997)が、3位には山野/滝澤が入った。

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 第4戦は明日18日、16時20分より60分間で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA


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