Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT11/08


☆☆☆ SKILL SPEED  F3 REPORT ☆☆☆

****全日本F3選手権第10戦****
公式予選
場所:鈴鹿サーキット/三重県
日時:11月08日  天候:晴れ(路面/ドライ)

伊藤大輔、2レース連続のコースレコードで
ポールポジションを獲得!!!!!

シリーズはついに最終戦を迎えた。泣いても笑ってもこれが今年最後のレース
となるわけだ。今年、チームは資金難も含めて様々な難問に突き当たり、その
ひとつひとつを塗りつぶしてきた。そして、その都度、少しずつではあるが成
長してきたはずである。その集大成をこの最後の一戦にぶつける覚悟で鈴鹿の
戦いに臨んだ。

スキルスピードは、木曜日から快調な滑り出しを見せた。SEVモデューロ無限
ホンダF397を駆る伊藤大輔は、まず午前中のセッションでトップタイムをマー
クしてみせた。この走行を含めて、金曜日の午後のセッションまで4回の走行
時間がもうけられたが、立川選手とシーソーゲームを展開した。4セッション
中3回、立川選手にトップタイムを奪われたが、その差はコンマ1秒以内にと
どまり、立川選手をぴたりとマークした。
まさに一騎打ちの様相を示しながら迎えた土曜日、朝のフリー走行において伊
藤大輔は立川選手のベストタイムを破って、トップに立つ。前日に行った予選
を想定してのアタックで、マシンの挙動がそれまでと変わってしまったことが
気になっていたが、その問題も解決したことが確認され、万全の体制で午後の
予選に臨んだ。

5分遅れで始まった予選。風向きが追い風状態になったことや、気温が下がっ
たことから、好タイムが予想された。伊藤は戦況をじっくり見てから残り12分
というところでコースに出ていく。それとほぼ同時に、先にコースにでていた
立川選手が2分の壁を破り、1分59秒588をマークしトップに立っていた。伊藤
は本格的にアタックに入った2周目、2分00秒595でまず2番手。立川選手と約1
秒差でそのまま連続アタックに入った。全力で最終コーナーを立ち上がってき
た伊藤は、1分59秒372!という驚異的なタイムをたたき出し、立川選手を逆
転。次の周にはわずかながらさらにタイムを縮める。伊藤のタイムを知った立
川選手も最後のアタックに入ったが、1コーナーでコースアウト。その瞬間、
伊藤のポールは決定した。立川選手のコースアウトを確認した伊藤は、残り3
分を残していたもののピットイン、マシンを降りた。

伊藤は2戦連続のポールポジション、しかも2連続コースレコードを記録。ルー
キーにして今季3度目のポール獲得となる。
さあ、明日の決勝はどのような展開になるのか。もちろん露骨に優勝を狙って
いく。伊藤は速さは充分証明した。明日は強さを証明しなくてはならない。

伊藤大輔のコメント
「すごくうれしい。マシンもチームが完璧に仕上げてくれました。ベストタイ
ムを出した周にイエローフラッグがスプーンで出ていたから、少しアクセルを
緩める必要があった。あれがなければもっとタイムを出せたと思う。明日の決
勝も全力を尽くします!」


                         SKILL SPEED F3 TEAM
                                     深尾栄一



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