Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 10/24


全日本F3選手権シリーズ 第10戦 予選結果
スポーツランドSUGO・10月24日(土)


伊藤大輔、有終の美を狙う3番手スタート

 全日本F3選手権シリーズもついに最終戦を迎えた。この最終戦に向けて、
着々と準備を進めていたその真っただ中、マカオGP出場が決定というビッグニ
ュースが。同時に今年の6月からチームをサポートしているスピードマスター
のスポンサードも決定し、マカオGP出場がひとつの夢でもあった我々にとって
は、ダブルの喜びをかみしめながらのサーキット入りとなった。
マシンのカラーリングもスピードマスターカラーに大変身し、やる気満々で金
曜日からのフリープラクティスに臨んだ。サイドポンツーンにはスポットスポ
ンサーとして(株)デュプロのロゴも入り、これまでの「真っ白」マシンのイ
メージは消え、注目を集めた。
予選に向けて行われる4回のフリー走行では、上々の仕上がりを見せた伊藤大
輔は、金曜日の午後のセッションで1分19秒800のトップタイムをマーク、確か
な手応えをつかんでいた。
土曜日の午後に行われた予選はドライで臨むことができた。木曜日からの流れ
を見ると、ダンブレック選手、加藤選手、そして伊藤の3名の間でポール争い
が展開されるのは明らかだった。ペースメーカーとなったのはダンブレック選
手。タイムは1分20秒174。続いて、伊藤、加藤選手の順。ダンブレック選手は
コンマ3秒のリードをもっていたが、ターゲットタイムは1分19秒台、最後まで
どうなるかわからない展開となった。ラスト10分を切ったところで加藤選手が
2番手に浮上したと同時に、ダンブレック選手もついに1分19秒908をマーク。
戦いはより激しくなってきた。
そんな中、懸命のアタックを続ける伊藤だったが、クリアラップをなかなか取
ることができず苦戦しているうちにラスト1周となってしまった。バックスト
レートまでの区間でそれまでのタイムをしのぐ勢いを見せていた伊藤であった
が、後半のSPコーナーでアタックを終えてスロー走行していたマシンに引っか
かり万事休す。3周目にマークしたタイムがベストとなり3番手となってしまっ
た。ポールの逃したのは残念なことではあるが、木曜日からの状態は悪くな
い。明日の決勝レースでは、今年の集大成となるようなレースをお見せした
い。

伊藤大輔
「なかなかクリアラップがとれなかった。19秒台が見えていただけに悔しいで
すね。自分の路面変化に対する読みと対応も十分でなかった。明日のレースで
は、なんとか前の2台をやっつけられるように頑張ります。」

百田義弘チーム監督
「午前のセッションでいろいろと確認できたのが少しあだとなってしまった感
じですね路面状況の変化とマシンのセットアップ変更に対応しきれなかったの
ではないか。タイヤ交換をするかしないかで悩みましたが、タイム更新は難し
いと判断し、明日の決勝用として温存することにしました。」

深尾栄一チームマネージャー
「マシンのカラーリングが大きく変わってチームのムードも変わりました。同
時に木曜日からの調子もよく、ポールを狙っていたんですがそれはうまくいき
ませんでした。明日のレースは今年最後のシリーズ戦です。『気持ちよく』終
わって、マカオに行きたいですね。」


                        SKILL SPEED 深尾栄一



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