JAF GP「富士スプリントカップ」GT500クラスの決勝レース1は、天候悪化により12周目に赤旗が出され、そのまま終了となった。
この結果、規定により10周終了時点でトップに立っていた#1ロニー・クインタレッリ(S Road REITO MOLA GT-R)が優勝となった。
レース1決勝は午後3時15分にフォーメーション開始。
朝から降り続く雨が次第に強さを増す中、#12JPオリベイラ(カルソニックGT-R)がホールショットを奪い、ポールシッターの#6大嶋和也(エネオスSC430)は2位でコントロールラインに戻ってきた。
オープニングラップで大嶋に3秒差を付け、一気に逃げ切ろうとしたオリベイラだったが、2周目の最終コーナーでまさかのスピン、更にはジャンプスタートの裁定が下って4周目にドライブスルーペナルティを受けることになり、8位に後退した。
代わってトップに立ったのは、4周目のプリウスコーナーで大嶋を攻略した塚越。
序盤からペースの上がらない大嶋は同じ周にクインタレッリにも抜かれて3位に後退した。
少しずつクインタレッリとのさを広げていた塚越だったが、9周目に激しさを増す雨に足下をすくわれて9周目のプリウスコーナー手前で痛恨のスピン、2位に後退してしまう。
この天候悪化により時を同じくしてコース上にはセーフティカーが導入され、12周目に入ったところで赤旗中断。結局そのままレース成立となった。
これにより、クインタレッリが優勝、塚越は2位、大嶋は3位に。
後方から猛然と追い上げていたオリベイラは6位に終わった。
GT500クラスの決勝レース2は明日の午後3時30分より、22周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Keiichiro TAKESHITA